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あれっ、直虎と同じような葛藤を乗り越える?


「おんな城主直虎 前編」(NHK出版)


  以下は、井伊直虎演じる柴咲コウの部分からの一部抜粋。


『戦国時代に絶大な勢力を誇れた人は、ほんのひと握り。だから今でも、信長や家康は憧れの対象になっているんでしょうね。その一方で、現代を生きる人々にこそ、井伊家が抱える小さな組織ゆえの悩みや、強大な力のはざまで生き抜くつらさに共感していただける気がします。

 戦乱の世に、女性が家臣や領民を率いるというのは常識外で、先々、直虎が家臣から「おなごに何ができる」と言われるシーンも出てきます。
 そうした意識が今の日本ですっかり消えたかといえば、ほかの先進諸国に比べるとそうでもなのかな、という気もします。もちろん、それが女性の反骨精神を刺激することもあるのですが。私自身も、自分ができること、周囲から望まれること、これからやりたいことに、ちょっとずつ矛盾を抱えることもあります。
 でも、それを周囲や社会のせいにする前に、自分の課題として向き合い、矛盾をクリアしていきたいと、いつも思っています。時代や境遇は違うけれど、直虎も同じような葛藤を抱え、乗り越えようとしていたんじゃないかな。
 このドラマがそういった意味で、男性にも女性にも一つの問いかけになればいいなと思います。

 私はもともとあまり前に出る性格ではないんです。でも、大河ドラマの主役という大きな機会を頂いたのですから、自分の内面をさらけ出すことを恐れずに、この役に向き合いたい。信念を曲げず、困難を乗り越えていく直虎の生きざまを、誠心誠意演じていきたいです。』


<感想>
 柴咲コウ自身の葛藤を、直虎役の中に見出せたら、大河ドラマも二度面白くなるだろう。様々な葛藤や困難を乗り越えていくことを楽しみしている。

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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by tsuruichi1024 | 2017-05-02 08:00 | おんな城主直虎 | Comments(0)