2017年 07月 13日
あれっ、定義を誤ると将来危うい?
「ファストリ柳井会長、変革急ぐ 敵は非衣料 アマゾンも」
以下は、2017/7/5付日経新聞朝刊の表題記事からの一部抜粋。
『「グローバル化とデジタル化が進んだ時代。どこからどんな相手が出てくるかわからない」。柳井氏は周囲にまだ見ぬ敵をも警戒するよう説く。アジア工場で大量製造し先進国で売る製造小売業を構築したファストリも「古い産業になっていく」。目指すのは「情報製造小売業」への脱皮だ。』
<感想>
この記事で思い出すのは、30年以上前のゼミで学んだレビット博士。
(出所:http://marketing-campus.jp/lecture/noyan/066.html)
『その例として一時は米国を代表する大企業を輩出しながら急速に衰退していった鉄道を挙げ、鉄道会社は自らを人や貨物の輸送業者だと定義せず、鉄道業者と定義してしまい、それが理由で旅客や貨物などの市場が急拡大する中で、それらをトラック、バス、飛行機など鉄道以外の輸送機器を使う後発の企業に奪われて衰退していった』
私のいる銀行も金融業者と定義してしまっては、将来危ういことに陥ってしまうに違いない。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuru1.blog.fc2.com/
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