2018年 05月 06日
あれっ、福田財務省元事務次官 vs テレビ朝日?
【 福田財務省元事務次官辞任の真因 】
2018/4/29、産経ニュースに添付内容の記事が掲載されていた。
『恥ずべき「新聞」の二重基準 なぜ詭弁を弄するテレ朝を非難しないのか 作家・ジャーナリスト・門田隆将』
https://www.sankei.com/column/amp/180429/clm1804290005-a.html
一方、2018/4/19、朝日新聞DIGITALに添付内容の記事が掲載されていた。
『「録音、自らを守るため」次官セクハラ問題、テレ朝会見』
https://www.asahi.com/sp/articles/ASL4M014NL4LUTIL06W.html?ref=amp_extlink
今日は、2つの記事のポイントを抜粋してみたい。
1.テレビ朝日(の主張)
< 事実関係 >
(1)福田元次官からセクハラ被害を受けていた社員は1年半ほど前から数回、取材目的で福田氏と一対一で会食をし、そのたびにセクハラ発言があった
(2)4月4日に福田氏から連絡を受け、取材のための飲食の機会があり、その際にもセクハラ発言が多数あったため、「自らの身を守るため」途中から録音を開始
(3)後日、上司にその事実を「報じるべきではないか」と相談したものの、上司は放送することで本人が特定され、二次被害が心配されることなどを理由に「報道は難しい」と伝えた
< 対応・コメント >
(1)セクハラの訴えへの対応について謝罪
(2)取材活動で得た情報を第三者(週刊新潮)に渡したことは「報道機関として不適切な行為で遺憾」とした
2.テレビ朝日/朝日新聞への疑問
(1)なぜ報道機関であるテレ朝が自ら報じなかったのか?
⇒ 深刻なセクハラ被害なら、訴えを放置した同社は報道機関としてだけでなく、社会的責任を負う企業体として許されない。麻生太郎財務相の進退を語る前に、まず会社としてけじめをつけるべき
(2)なぜ過去、取材で録音した音源を第三者に渡した記者は厳しく糾弾され、退社処分になっている*のに、今回は「公益目的の提供だった」**などと、詭弁を弄するテレ朝を非難しないのか?
⇒ テレ朝が安倍政権打倒に極めて熱心な会社であり、騒動自体が「政権打倒のためなのか」(女性記者から相談された上司の女性部長の夫の“安倍政権に対するスタンス”を揶揄するような、さまざまな情報や論評が飛び交っている)
*http://web.archive.org/web/20040808050714/http://www.asahi.com/national/update/0806/019.html
**www.asahi.com/amp/articles/ASL4S5FS9L4SUCLV00G.htmlhttp://web.archive.org/web/20040808050714/http://www.asahi.com/national/update/0806/019.html
<感想>
記事は、恥ずかしい官僚と道義に悖(もと)るメディアの対立の構図が浮かび上がってくる。
報道機関として、国民宛てへの真相に関する真摯な説明が求められるように思われる。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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