「琥珀の夢ー小説、鳥井信治郎と末裔」(伊集院静著、日経新聞朝刊)


 日経新聞朝刊(文化面)の掲題連載小説を毎日楽しみにしている。

 大正13年11月11日、山崎ウイスキー蒸留所が完成し、竣工式が山崎の地で催された。

 赤玉ポートワインのヒットの後、リスクが高すぎると言って誰もが反対するウイスキーへの挑戦。

 在阪の多数の名士ーーイカリソースの木村幸治郎、東洋製罐の高碕達之助、味の素の鈴木三郎助、他ーーが同席する中、アメリカで商法を学んだ達之助が三郎助に言う。

 「ニューマーケットのフロンティアですね」


<感想>
 今でこそ超巨大企業のサントリー(ホールディングス)も、偉大なアントレプレナー(鳥井信治郎)の新たなウイスキー醸造のリスクテイクから始まった。当たり前の歴史など存在しないのであろう。

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# by tsuruichi1024 | 2017-06-23 08:00 | アントレプレナー | Comments(0)


「春に散る」(沢木耕太郎著、朝日新聞出版)

 昨日、掲題書を読了した。
 以下は掲題書(第13章「自由と孤独」)より。

『「頭がいいか悪いかを判断するのは簡単なことです。ポイントはその人に考える習慣があるかどうかです。逆に言えば、考える習慣を持っている人を頭のいい人と言うんです」

 「天才的なスポーツ選手というのは無限に考える力を持っている人です。ただ、そのプロセスを言語化できない人もいます。だから、一見すると、愚かなようにしか思えない。しかし、秀れたスポーツ選手は、練習のときにも、すごいスピードで頭をはたらかせているんです」


 「そうです。ボクサーは自由なんです。リングに上がったボクサーは、相手を叩き伏せて意気揚々とリングを降りることもできれば、叩き伏せられてセコンドにかつがれながら降りることもできる。どちらも、すべてひとりで決断し、決定した結果です。リング上のボクサーは無限に自由です。しかし、ボクサーは無限に自由であると同時に、無限に孤独なんです。ボクサーは、リングに上がれば、ただひとりで敵と向かい合わなくてはならないからです。それはとても恐ろしいことです。たとえ事前にいくら情報を手に入れていたとしても、グラヴとグラヴを合わせてみなければ、相手がどういうボクサーかはわかりません。戦いに赴くボクサーは、未知の大海に海図も持たずに小船で乗り出していく船乗りのようなものなんです。無限に自由でいて、無限に孤独。それがボクサーの本質です。でも、それはボクサーだけのものじゃない。人間というものは本質的に無限に自由でいて無限に孤独なものなんだと私は思います。ボクサーは大観衆の眼の前で、しかも一時間足らずの試合時間の中で、その人間の本質を見せてくれているんです」 

 「リングに上がった二人のボクサーは、どちらがより自由に振る舞えるかを競い合っていると言ってもいいかもしれません。ボクサーは、リングの上で相手よりさらに自由であるために、日夜、必死にトレーニングを積んでいるんです」』


<感想>
 「人間というものは本質的に無限に自由でいて無限に孤独なものなんだ」という。私も、自由であるために、考える習慣を身に着けて、トレーニングを積んで行きたいと思う。

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# by tsuruichi1024 | 2017-06-22 08:00 | 沢木耕太郎 | Comments(0)


【 食べることの大切さ 】

 早起きしてお弁当食べて、スルーでゴルフをした。

 終了後、折角なので、Boots & Kimo’sのパンケーキを食べることにした。
 待つこと1時間。

 限界近く(お腹の減り具合)のタイミングで、定番のパンケーキとエッグ・ベネディクト(ライス付)を食した。
 
https://www.bootsnkimos.com/menu

 ライスに醤油で卵掛けごはん(風)(しかもベーコン付)(パンケーキは兎も角)。
 美味い!(「目黒のさんま」ってこんな感じか?)

 それまでの異様な疲れもすっかり吹っ飛び、再び買い物へGO。
 時間が来るから食べるという日常とは違う、食事の大切さを実感した一時だった。

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# by tsuruichi1024 | 2017-06-21 08:00 | 食事 | Comments(0)


【 「月の満ち欠け」(佐藤正午著、岩波書店)

 昨日、学生時代からの友人が編集した掲題書を読了した。
 以下は掲題書帯より。

『 欠けていた月が満ちるとき、喪われた愛が甦る。

 新たな代表作の誕生は、円熟の境に達した20年ぶりの書き下ろし。
 さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。

 あなたを/の 愛している人は、誰ですか? 』

 以下は本文(12章)より。

『 万が一、自分が命を落とすようなことがあったら、もういちど生まれ変わる。月のように。いちど欠けた月がもういちど満ちるように。そしてあなたにサインを送る、そのサインに気づいたら、生まれ変わりを受け入れてほしいと彼女は言いました。受け入れる、とあたしは約束しました。そのときは、たぶんふたりともそんなことは万にひとつも起こらないと思って、約束したんです。でも、彼女が事故で亡くなった日から、十五年もの長いあいだ、あたしはサインを待つことになりました 』

<感想>
 友人が佐藤正午さんと二人三脚で取り組んだ作品。
 私自身、生まれ変わりのサインに気づかずにいるだけなのかもしれない・・・
 多くの人に本作を読んでもらうことを心より祈念している。


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# by tsuruichi1024 | 2017-06-20 08:00 | 月の満ち欠け | Comments(0)


【 加計学園問題の本質 】


 2017/6/15の高橋洋一氏の「ザ・ボイス そこまで言うか!」の「文科省 加計学園を巡る文書の再調査結果を公表」及びDIAMOND on line『加計学園の認可は「総理の意向」の前に勝負がついていた』で、加計学園問題を解説していた。

  http://www.1242.com/program/voice/
  http://diamond.jp/articles/-/131841

 以下は、DIAMOND on line の記事からの一部抜粋。

『 許認可というのは、自由が原則であるのに、一定の条件を課して許認可をかけるわけだ。それなのに、前川氏は、「条件に合致しているかを判断すべき内閣府は十分な根拠のある形でその判断をしていないと、他人事のように記者会見でしゃべってしまった。」と書いた。つまり、文科省にデータを出す責任があったのに、文科省が出せなかったのが問題なのだ。


(1)2015年6月8日国家戦略特区ワーキンググループ議事録 

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/hearing_s/150608_gijiyoushi_02.pdf

(2)2015年6月29日閣議決定(文科省部分)

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu22/siryo/__icsFiles/afieldfile/2015/09/02/1361479_14.pdf

(3)2016年9月16日国家戦略特区ワーキンググループ議事録

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/h28/shouchou/160916_gijiyoushi_2.pdf

 これらを読めば、内閣府・特区有識者委員vs.文科省による規制緩和議論は、前者の規制緩和推進派の完勝であることが分かる。(疑ってかかる前に、ぜひこれらの議事録を読んでほしい)。


 加計学園問題は、野党もマスコミに乗じて国会で追及しているが、野党へこの話を持ち込んだのは、自民党内の反安倍勢力ということも、筆者はある野党政治家から聞いたことがある。政治家の間では、こうした倒閣活動は日常茶飯事であるから、仕方ないだろう。

 しかし、マスコミは(1)と(3)の「公文書」さえ報じないで、一方で「メモ」程度の文科省「文書」の調査をいうのは、バランスに欠けている。 』


<感想>
 高橋洋一氏が指摘するように、野党とマスコミは、もっと本質的な議論をすべきであるように思われる。


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# by tsuruichi1024 | 2017-06-19 08:00 | 加計学園問題 | Comments(0)