日本のROEを高められるか?


欧米の企業と比較して、日本企業の資本生産性(ROE)が低いことが、株式投資のリターンの低い理由にあげられる。

ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本

分解すると、

ROE =(当期純利益÷売上高)×(売上高÷総資産)×(総資産÷株主資本)
    =売上高利益率×総資産回転率×財務レバレッジ

欧米企業との比較では売上高利益率の低さが目立つ。

2013.9(No.337)月刊資本市場の「資本生産性は倍増できる」(http://www.camri.or.jp/annai/shoseki/gekkan/2013/pdf/201309-2.pdf)で、以下内容のROE倍増への「改革のフレームワーク」が示された。


改革のフレームワーク

『まず、企業の資本生産性に長期的・間接的にかかわっている「アセットホルダー(金主)」「運用会社」「企業」の全体を「責任連鎖」としてとらえ、それぞれの主体が同じベクトルで動くようにしなければならない。つまり、

企業自身が資本生産性を厳しく意識した経営に移行する、
②株式に投資している運用会社は企業経営の資本生産性を厳しく問うとともに、その向上にコミットする、
③運用会社に株式投資を委託しているアセットホルダーは運用会社が資本生産性向上にコミットしているかを監視し、評価する、
という連鎖を創りあげる必要がある。』

2014年2月に金融庁から運用会社向け「日本版スチュワードシップ・コード」(http://www.fsa.go.jp/news/25/singi/20140227-2.html)が、2015年6月に東京証券取引所から企業向け「コーポレートガバナンス・コード」(http://www.jpx.co.jp/equities/listing/cg/tvdivq0000008jdy-att/code.pdf)が、発表された。

「運用会社」と「企業」の意識は、高まりつつある。

後は、「アセットホルダー」としての意識をもっと高めて、発展途上のROE向上により関与を深めていくような行動を我々1人ひとりが取って行けたら良いように思われる。


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by tsuruichi1024 | 2016-11-25 08:00 | ROE | Comments(0)