「沈黙」 (村上春樹著、(公社)全国学校図書館協議会、1993年3月1日初版発行)


 集団読書テキスト<中学・高校向>第2期 B112になっている掲題書裏面にはこんな記述がある。

●現代の中・高校生の心にかなう作品を集めました。
●1冊1作品を原則とし、省略やダイジェストはいたしません。
●20冊ごとに「教師用指導資料」を贈呈いたします。

(出所:
http://www.j-sla.or.jp/books/cate14/cate14-000224.html
『大沢は青木を殴ってしまった。最低の男ではあったが殴るべきではなかったと大沢は後悔した。数年が過ぎたが、青木はそのときの屈辱を忘れなかった。青木のわなにはめられた大沢はクラスから孤立し、追いつめられていく。』

 31歳になった大沢が、最後近くでこんな話をしている。(P31~P32)
『でも僕が本当に怖いと思うのは、青木のような人間の話を無批判に受け入れて、そのまま信じてしまう連中です。自分では何も生み出さず、何も理解していないくせに、口当たりの良い、受入れやすい他人の意見に踊らされて集団で行動する連中です。彼らは自分が何か間違ったことをしているんじゃないかなんて、これっぽっちも、ちらっとでも考えたりはしないんです。』

<感想>
 先般の東京都議会選挙での(マスコミに踊らされた)都民の投票のことを言っているように感じるのは私だけだろうか。

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら
http://tsuru1.blog.fc2.com/
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by tsuruichi1024 | 2017-07-11 08:00 | 村上春樹 | Comments(0)