【 日本版スチュワードシップ・コード(改訂版) 】(その3)

 昨日に引き続き、本日は、掲題の[原則5]の内容を確認してみたい。

 [ 原則5 ]
 機関投資家は、議決権行使と行使結果の公表について明確な方針を持つとともに、議決権行使の方針については、単に形式的な判断基準にとどまるのではなく、投資先企業の持続的成長に資するものとなるよう工夫すべきである。

 [ 指針5-2 ]
 機関投資家は、議決権の行使についての明確な方針を策定し、これを公表すべきである。当該方針は、できる限り明確なものとすべきであるが、単に形式的な判断基準にとどまるのではなく、投資先企業の持続的成長に資するものとなるよう工夫すべきである。


<感想>
機関投資家との積極的な対話を通じて、本質的な問題が解決され、持続的成長に繋がったとすれば、企業にとっても機関投資家にとっても望ましいことに違いない。

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by tsuruichi1024 | 2017-06-03 08:00 | スチュワードシップ・コード | Comments(0)


【 日本版スチュワードシップ・コード(改訂版) 】(その2)

 昨日に引き続き、本日は、掲題の[原則4]の内容を確認してみたい。

[ 原則4 ]
 機関投資家は、投資先企業との建設的な「目的を持った対話」を通じて、投資先企業と認識の共有を図るとともに、問題の改善に努めるべきである。

[ 指針4-1 ]
 機関投資家は、中長期的視点から投資先企業の企業価値及び資本効率を高め、その持続的成長を促すことを目的とした対話を、投資先企業との間で建設的に行うことを通じて、当該企業と認識の共有を図るよう努めるべきである。


<感想>
 機関投資家との対話を避けることなく、対話を通じて新たな気づきが生まれ、結果として企業価値や資本効率向上に繋がったとすれば、企業にとっても機関投資家にとっても望ましいことに違いない。

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by tsuruichi1024 | 2017-06-02 08:00 | スチュワードシップ・コード | Comments(0)

【 日本版スチュワードシップ・コード(改訂版) 】

 2017/5/29、金融庁から機関投資家向け掲題資料が公表された。
 http://www.fsa.go.jp/news/29/singi/20170529/01.pdf

 本コードは機関投資家向けであるが、冒頭の『本コードの目的』部分に、「車の両輪」としての「企業の側」に関して、以下の記述がある。

 『企業の側においては、コーポレートガバナンス・コード(平成27年6月1日適用開始)に示されているように、経営の基本方針や業務執行に関する意思決定を行う取締役会が、経営陣による執行を適切に監督しつつ、適切なガバナンス機能を発揮することにより、企業価値の向上を図る責務を有している。
企業側のこうした責務と本コードに定める機関投資家の責務とは、いわば「車の両輪」であり、 両者が適切に相まって質の高いコーポレートガバナンスが実現され、企業の持続的な成長と顧客・受益者の中長期的な投資リターンの確保が図られていくことが期待される。本コードは、こうした観点から、機関投資家と投資先企業との間で建設的な「目的を持った対話」(エンゲージメント)が行われることを促すものであり、機関投資家が投資先企業の経営の細部にまで介入することを意図するものではない。』

<感想>
 企業側も機関投資家を避けることなく、可能な限り、建設的な対話を心掛けて行く必要があるように思われる。

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by tsuruichi1024 | 2017-06-01 08:00 | スチュワードシップ・コード | Comments(0)