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あれっ、安倍総理が真珠湾を訪問?


「ザ・ボイス そこまで言うか!」


 2016/12/6の「ザ・ボイス そこまで言うか!」に、敬愛する青山繁晴参議院議員がゲスト出演。以下はPodcast版の冒頭部分の大要


 安倍総理、今月下旬に真珠湾訪問へ

アーネスト報道官の、広島、長崎とパールハーバーを同一視する言葉は受け入れがたい

戦わざる人々が犠牲になった広島、長崎の原爆と国際法に則った軍事行動のパールハーバーを一緒にされたくない

・安倍総理が、(反日的な)戦艦アリゾナ記念館だけでなく、フェアな展示のあるアメリカ陸軍博物館(ワイキキ)や真珠湾ビジター・センターに行ってもらえるよう、直接的な努力をする



「青山繁晴の逆転ガイド その1ハワイ真珠湾の巻」(青山繁晴著、ワニ・プラス)より
2015年9月25日初版発行


『 第一章 アメリカ陸軍博物館

 「海戦において(日本がおこなった)航空機攻撃は誠に革命的であった」と記されています。

 「日本は1941年という戦争の早い段階において航空戦力の潜在力に気が付いていた。したがって非常に強力な空母による艦隊を建設し、最も進化した航空機を作った」、さらに「日本は1940年の英国の戦いから学んで飛行機を作り、そしてパイロットの技術を向上させていけば真珠湾を成功裏に攻撃できることを確信した」と書いてあって、説明は以上なのです。

 真珠湾の攻撃卑怯とか、軍国主義とか、帝国主義とかは一切書いてありません。要するに海戦において日本が最も先進的だったということだけが書いてあって、そしてそれぞれの中島、愛知、三菱――とくに愛知などは日本では忘れられているのに――それを丁寧に説明しています。

中島飛行機は戦前、世界有数の航空機メーカーだった。GHQは二度と復活しないように実に12社に分けて解体した。そのひとつがスバルの自動車で知られる富士重工業。愛知は戦前に存在した海軍向けの軍用機メーカー。現在は、自動車エンジンなどを手がける愛知機械工業)


 連合艦隊司令長官の山本海軍大将の写真をこのように尊敬を込めて展示していて、しかも深い含蓄があるのが、山本五十六大将の有名な言葉がここに載っているのです。

 つまりアメリカが真珠湾攻撃を批判するのではなく、わが山本五十六長官が自ら省みて何とおっしゃったかが英訳して掲げられています。

 「日本は戦術的な成功にもかかわらずアメリカの空母を一隻も沈めることができなかった。さらに艦船の大事な修理施設あるいは燃料の保管施設を破壊することができなかったので、やがてそれが日本の破滅に繋がっていく」という趣旨が記されています。

 その下に山本長官が1942年、真珠湾攻撃の翌年におっしゃった言葉が、これも英訳されて掲げてあります。

 「真珠湾に対して第二次の本格的な攻撃を行わなかったのが大きな失敗だった」と書かれています。

 連合艦隊司令長官のいわば自己批判内部批判を正確に紹介しているわけです。

 そして、後ろを振り向いていただくと、まず上の写真を見てください。

 HEROICと書いてある後ろにBUT NOT ENOUGHと。「英雄的だ。でも足りてなかった」と書いてあります。

 こんなに面白い国がほかにあるのかと思うのです。ここに、真珠湾で日本軍を迎え撃った五人の勇敢な将兵のことを紹介しているのですが、「こんな攻撃ぐらいじゃどうにもならねえだろ」と言っている。

 一人ひとりが不十分ではなく、一人ひとりは頑張ったけれども、全体体制が出来ていなかったから反撃は不充分だったということですね。

 英語としてHEROIC BUT NOT ENOUGHというのは、例えばイギリス人がこういうことを言うのはぼくには考えられません。アメリカ人でないと言わないと思います。

 要するに正直に公平に言っているというのが、この象徴的な言葉です。』



 安部総理には、是非とも、日本をリスペクトしている「アメリカ陸軍博物館」にも足を運んで頂きたい。


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by tsuruichi1024 | 2016-12-13 08:00 | 青山繁晴 | Comments(0)