2017年 06月 01日
あれっ、機関投資家との対話が大事?
2017/5/29、金融庁から機関投資家向け掲題資料が公表された。
http://www.fsa.go.jp/news/29/singi/20170529/01.pdf
本コードは機関投資家向けであるが、冒頭の『本コードの目的』部分に、「車の両輪」としての「企業の側」に関して、以下の記述がある。
『企業の側においては、コーポレートガバナンス・コード(平成27年6月1日適用開始)に示されているように、経営の基本方針や業務執行に関する意思決定を行う取締役会が、経営陣による執行を適切に監督しつつ、適切なガバナンス機能を発揮することにより、企業価値の向上を図る責務を有している。
企業側のこうした責務と本コードに定める機関投資家の責務とは、いわば「車の両輪」であり、 両者が適切に相まって質の高いコーポレートガバナンスが実現され、企業の持続的な成長と顧客・受益者の中長期的な投資リターンの確保が図られていくことが期待される。本コードは、こうした観点から、機関投資家と投資先企業との間で建設的な「目的を持った対話」(エンゲージメント)が行われることを促すものであり、機関投資家が投資先企業の経営の細部にまで介入することを意図するものではない。』
<感想>
企業側も機関投資家を避けることなく、可能な限り、建設的な対話を心掛けて行く必要があるように思われる。
----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuru1.blog.fc2.com/
----------------------------------------------------------------------