あれっ、異業種同士の強みを活かした資本業務提携?


【 オイシックス:NTTドコモと資本業務提携 】(その2)


 2018/1/30、オイシックスドット大地(3182。「オイシックス」)が、NTTドコモ(9437。「ドコモ」)の子会社株式取得を開示した。


[ らでぃっしゅぼーやの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ ]
https://www.oisixdotdaichi.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/01/f0c4daebdd3dfa6f0e55547f6897b6d0-1.pdf


1.近年のEC業界や消費者ニーズ

・スマートフォンの一層の普及やSNS等を活用した販売経路の多様化が進む中で、共働き世帯の増加や健康志向の上昇など、ライフスタイル・価値観の変化に伴う消費者ニーズも多様化

・当社の主たる事業領域である安全性に配慮した食品業界においては、安心・安全に対する 消費者の意識が引き続き高い状況


2.大地を守る会との合併に至る経緯

 2016/12 大地を守る会と合併による経営統合を行うことを合意
 2017/3 株式交換による子会社化
 2017/10 両社のシナジーを最大限に発揮するため同社と合併

⇒ 成長市場である食品EC市場において、Oisixと、大地を守る会の両ブラ ンドの独自性・競争優位性の確立に取り組んできた


3.らでぃっしゅぼーや株式の取得

(1)株式取得の経緯(当社:オイシックス)

・会員制食品宅配事業において、約30年の歴史と豊富な契約生産者のネットワークを有しており、安心・安全にこだわった農・畜・水産物や無添加の加工食品等を提供

・両社は、共に食の安全性を確保することに関して、商品の生産、取扱い基準を設けているのに加えて、 美味しい食材のみを消費者に提供する考えにおいても共通している

・当社は、2017年秋より、らでぃっしゅぼーやの親会社であるNTTドコモ (「ドコモ」)と、同社のスマートライフ事業領域における共同事業の方向性に関する協議を重ねてきた

・両社の食品宅配事業における経営資源を集約し、保有する顧客・生産農家基盤や配送網等のアセットを効率的に組み合わせ、食領域事業の拡大、新たな市場の創出を目指すことが、今後の事業展開を加速するために有効であるとの結論に至る

⇒ らでぃっしゅぼーやの株式を取得し、新たなグループ企業を結成することを決定


(2)株式の取得
(ドコモ⇒オイシックス)

 取得株式:10,000株(議決権割合100%)
 取得価額:10億円

※取得価額:公平性・妥当性を確保するため、独立した第三者機関から入手した株式価値算定書等を基に決定(ドコモが保有するらでぃっしゅぼーやへの貸付金債権はドコモが全額放棄)


<感想>
 本件は、資本業務提携に伴い、オイシックスがドコモから「らでぃっしゅぼーや」株式を取得したもの。
 成長市場である食品EC市場における、異業種同士の強みを活かした資本業務提携は、他業界でも参考になりそうな事案と思われる。

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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by tsuruichi1024 | 2018-02-02 08:00 | 業務提携 | Comments(0)