あれっ、団体パシュート・金メダルの背景?


【 団体パシュート:金メダルの背景 】


 2018/2/23、日経新聞朝刊に、「戦う滑り 王国流伝授 平昌五輪 勝ちを徹底 メダル量産」の見出し記事が掲載された。
https://r.nikkei.com/article/DGKKZO27285400T20C18A2UU2000

 今日は、記事の内容をSWOT分析にざっくり(無理やり)当てはめてみたい。


1.強み(Strength)
・ソチ五輪の後、低迷脱出を期した日本スケート連盟は、所属チームの垣根を越えてトップ選手を一緒に練習させる「ナショナルチーム」を発足

・2015年春、スケート大国オランダの指導者ライセンスを持つデビット氏がコーチに

・最大酸素摂取量や心拍数などあらゆるデータをパソコンで管理

・「同じ人間なんだから、なぜ自分もできると思わないんだ?」(by デビッド氏)

⇒ おのずと、勝者のメンタリティーが浸透


2.弱み(Weakness)
・日本選手:「自信がない」

< デビット氏による意識改革 >
・信頼関係を築くため、通訳は原則介さずに1対1で向き合う

⇒ 「勝つことが自信を持つ第一歩。全ては勝つことから始めないといけない」と、選手に戦う姿勢を植え付けた


3.機会(Opportunity)
・決勝の約2時間前に行われた準決勝は佐藤綾乃(高崎健康福祉大)に代わり、菊池彩花(富士急)を起用

・空気抵抗を受けて体力を使う先頭を6周中1.5周務め、決勝に向けて高木美帆(日体大助手)、高木菜那(日本電産サンキョー)の体力を温存

⇒ 決勝では準決勝を休んだ佐藤が先頭で1.5周滑り、エースの高木美が限界ギリギリの3.5周引っ張る作戦が的中


4.脅威(Threat)
・体格で劣る欧米勢に対し、技術論に偏りがちな日本のスポーツ界

・徹底してフィジカルを鍛え上げたように、デビット氏もハードな練習を課した

⇒ 栄養面の重要性を説き、体脂肪率の目標値も設定


<感想>
 この記事は、一人一人の力ではオランダに劣るものの、金メダルを獲得した団体パシュートの強さに迫るもの。
 重層的な戦略が奏功して、日本国民に幸せをもたらしたコーチのデビッド氏に乾杯!

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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by tsuruichi1024 | 2018-02-25 08:00 | オリンピック | Comments(0)