あれっ、コミット・イシュー・プラスの新株予約権?


【 コミット・イシュー・プラスの新株予約権 】


 2018/3/30、RIZAPグループ(2928。「RIZAPG」)の子会社・夢展望(3185)が、EVO FUNDと新株予約権の第三者割当契約(コミット・イシュー・プラス)を締結した。
http://v4.eir-parts.net/DocumentTemp/20180402_072234456_21cho355nraguzruavp0glas_0.pdf


1.新株予約権(WT)の概要
 割当先:EVO FUND(EVOLUTION JAPAN証券株式会社を代理人とするよるケイマン法人)

 資金使徒:システム投資、新店舗の出店、M&A等

 目的:17/3期末の債務超過(△432百万円)の解消 (現在、上場廃止に係る猶予期間入り銘柄)

(1)WT個数:265万個(普通株式1株/WT1個)
 (潜在株式265万株:発行済株式数の24.98%)

(2)期間:原則約15ヶ月(2018/4/17~19/8/9)

(3)修正回数(原則):通算で61回(予定)(5価格算定日毎に修正)

(4)WT行使価額の修正等
 当初行使価額:1,040円
 下限行使価額:578円(3/29終値×50%)

 行使価額の修正:2018/4/18に初回の修正がされ、直前に行使価額が修正された日から起算して5価格算定日目の日の翌取引日(「修正日」)に、修正日に先立つ5連続価格算定日の各価格算定日の当社のVWAP(売買高加重平均価格)の単純平均値の90%に相当する金額に修正される

(4)その他
 大株主であるRIZAPGは、保有する当社株式の一部について割当予定先への貸株を行う予定


2.第三者割当契約(コミット・イシュー・プラス)の概要
(1)全部コミット
 価格算定日の売買高加重平均価格(VWAP)に基づき、WTの払込期日の翌取引日以降、原則として 302価格算定日以内に、割当予定先がWTの全てを行使する

(2)前半コミット
 WTの払込期日の翌取引日以降、原則として 152価格算定日以内に、100万株相当分以上の行使をコミットする

(3)コミット期間短縮
 当社の株式が市場で活発に売買される環境において、出来高が現在より大きく上回った場合、その高い流動性を活かして、より速やかに資金調達を完了する


3.主な特徴
 株価上昇時に調達額が増額
 ⇒ WT行使価額が、株価に連動して修正されるため、株価が上昇した場合に資金調達額が増額される


4.過去のRIZAPG宛第三者割当増資の概要
(1)払込期日:2015/3/31
(2)発行価額:192円/株(17/7:分割1→2勘案前)

(3)割当株数:390万株(同上、出資比率:73.5%)
(4)WT希薄化前後の出資比率:73.5%⇒58.8%


<感想>
 本件は、RIZAPGの子会社・夢展望の債務超過目的を企図した(と思われる)新株予約権の発行。
 RIZAPGとしては、
1.現状の株価水準での資本支援は選択肢になく
2.50%超の連結子会社をキープ(上記4(4)参照)しつつ
3.最も有効な調達手段がWT(資本/株式市場)を活用した本件
だったものと思われる。
(ご参照)
https://ameblo.jp/tsuruichi1024/entry-12239741620.html

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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by tsuruichi1024 | 2018-04-04 08:00 | 新株予約権 | Comments(0)