2018年 05月 02日
あれっ、コンプライアンスを重視する意識の醸成?
https://www.subaru.co.jp/news/2018_0427_4.pdf
以下は、他社においても参考になると思われる部分の一部抜粋。
< 原因・背景 >
1.現場から経営陣に至る完成検査業務等の持つ公益性・重要性に対する自覚の乏しさ
2.規範意識の欠如
3.教育の不足・不十分な知識・社内ルール等の不備
4.担当部署の閉鎖性
5.コミュニケーション不足・現場に対する無関心
6.監査機能の弱さ
7.測定値の書き換えを可能とするシステムの設定等
< 再発防止策 >
1.既に実施された対応策
(1)測定値の書き換えを不可能とするシステムへの変更
(2)測定データの取扱状況についての監視員による確認
2.今後実施する対応策
(1)抜本的なコンプライアンス活動推進体制の拡充・強化
(2)品質方針の抜本的見直し
(3)燃費・排出ガス測定業務に従事する者への教育・研修
(4)燃費・排出ガス測定業務に関わる社内規程の適正化
(5)現場とのコミュニケーションの強化
(6)監査機能の強化
3.結語
このような事態を受け、当社は、全ての業務においてコンプライアンスを重視する意識を醸成し、自らの企業体質を根幹から変革していくことが必要であると強く認識している。そして、何が正しいことなのかを全ての役職員一人一人が自分で考え実行するという真に「正しい会社」をつくっていく決意を持って、経営トップが先頭に立ち、全役職員一丸となり、完成検査員問題に対する再発防止策に加え、本報告書記載 の再発防止策を徹底的に遂行していく所存である。
加えて、これらの不正行為の原因・背景を重く受け止め、将来にわたり風化させないための全社的な取り組みを検討し、これをしっかりと推進していくことで、二度とこのような不正行為を引き起こすことのない真に「正しい会社」に生まれ変わっていく決意である。
<感想>
本件は、完成検査時の燃費・排出ガス測定に関する不正行為の調査報告。
本件を他山の石として、コンプライアンスを重視する意識の醸成が重要であるように思われる。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuru1.blog.fc2.com/
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