あれっ、宇多田ヒカルは、過去を振り返らない?


【 宇多田ヒカル:座談会(その2) 】


 今日も「宇多田ヒカル 小袋成彬 酒井一途 座談会」から。(その2)


ー「小袋くんは、わかんないから考えない。他者を考えないで自分を保ち、生存する。私は、他者を考える、考えることで生存する。」
http://www.utadahikaru.jp/zadankai/s6.html

 子供の頃、母親に「あんたは本当に人の気持ちがわかんない子だね」って散々言われて、「はーん、なるほど。俺わかんねえんだ。じゃあわかんねえものは、ないものとしよう」と。それから、本当に他者の気持ちをまったく考えずに生きてる、って言い切られたから。
 思春期にそこまでハッキリ決めて、それを信条に生きてるの、珍しいなと思って。特に日本人ではね。私のイメージで言うと、日本社会では周りを気にして、自分を出しにくいというのがあるから。


 根底では、私も他者の存在なんかどうでもいいって、本当は思ってるの。それこそ子供の頃から、大事なものは他者に求めてはいけないと思ってたから。
 大人はみんな、違うこと言ったりするでしょ。だから、真実や救済を他者に求めてはいけない、って気づいてた。けど子供だったから、まだ大人に頼らないといけないじゃない。
 ある程度は他者と共存して、生存していく必要があって。それでわからないなりに、AIみたいに他者の行動パターンとか、思考パターンのデータを集めて、予測したり危険を察知して生きてきた。
 だからある意味で、私は他者のことをすごく考える。事象としてね。自分の身の安全のために。


ー「『ありのままでいいじゃないか!』って思ったとしても、『ありのままでいいのか?』って言ってくる自分がいる」
http://www.utadahikaru.jp/zadankai/s8.html

 女の子って、過去の恋愛を本当に引きづらないよ。よく言われるけど、今好きな人のこと以外どうでもいいから、過去を振り返ってどうとかこだわらないし、今しか感じてない。

(構成・編集:酒井一途.2018年5月22日採録)


<感想>
 他者の行動パターンとか、思考パターンのデータを集めて、予測したり危険を察知して生きてきた子ども時代。
 真実や救済を他者に求めてはいけないと思い、事象として、自分の身の安全のために、他者のことをすごく考えてきたこれまで。
 過去の恋愛を引きづらず、好きな人のこと以外どうでもいい今。
 いろいろな経験が、今日の宇多田ヒカルを創造しているようで興味深い。

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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http://tsuru1.blog.fc2.com/
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by tsuruichi1024 | 2018-08-02 08:00 | 宇多田ヒカル | Comments(0)