【 監査法人の組織的な運営に関する原則 】

 以下は、2017/7/5、日経新聞の「揺れる監査法人 誕生半世紀の岐路(1)東芝不正見抜けず逆風 会計ムラに第三者の目」の表題記事からの一部抜粋。

『 その構図に風穴を開けたのがその構図に風穴を開けたのが監査法人のガバナンス・コード(統治指針)だ。新日本監査法人が東芝の不正を見抜けなかったのを受け、金融庁が3月に導入した。最大の変化は「経営の監督・評価機関に第三者の目を入れるべきだ」とした点だ。)だ。新日本監査法人が東芝の不正を見抜けなかったのを受け、金融庁が3月に導入した。最大の変化は「経営の監督・評価機関に第三者の目を入れるべきだ」とした点だ。 』

 監査法人にもガバナンス・コード(統治指針)があることは知らなかった。

 以下は「監査法人の組織的な運営に関する原則」≪監査法人のガバナンス・コード≫(
http://www.fsa.go.jp/news/28/sonota/20170331-auditfirmgc/2.pdf)からの一部抜粋。

『 平成28年7月、本検討会が設置され、5回に亘る審議を経て、同年12 月、パブリックコメント案を策定・公表し、広く意見を求めた。本検討会では、寄せられた意見も参考にしつつ、今般、「監査法人の組織的な運営に関する原則」を取りまとめることとしたものである。

【 監査法人が果たすべき役割 】
原則1 監査法人は、会計監査を通じて企業の財務情報の信頼性を確保し、資本市場の参加者等の保護を図り、もって国民経済の健全な発展に寄与する公益 的な役割を有している。これを果たすため、監査法人は、法人の構成員による自由闊達な議論と相互啓発を促し、その能力を十分に発揮させ、会計監査の品質を組織として持続的に向上させるべきである。

【 組織体制 】
原則2 監査法人は、会計監査の品質の持続的な向上に向けた法人全体の組織的な運営を実現するため、実効的に経営(マネジメント)機能を発揮すべきである。

原則3 監査法人は、監査法人の経営から独立した立場で経営機能の実効性を監督・評価し、それを通じて、経営の実効性の発揮を支援する機能を確保すべきである。

【 業務運営 】
原則4 監査法人は、組織的な運営を実効的に行うための業務体制を整備すべきである。また、人材の育成・確保を強化し、法人内及び被監査会社等との間において会計監査の品質の向上に向けた意見交換や議論を積極的に行うべきである。

【 透明性の確保 】
原則5 監査法人は、本原則の適用状況などについて、資本市場の参加者等が適切に評価できるよう、十分な透明性を確保すべきてである。また、組織的な運営の改善に向け、法人の取組みに対する内外の評価を活用すべきである。 』


<感想>
 これまで、独立性の強かった監査法人にも苦難の時代が到来してきた。これからは、ガバナンスが効いた、投資家のための良い会計監査を期待している。

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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by tsuruichi1024 | 2017-07-07 08:00 | 監査法人 | Comments(0)