【 丸井グループ:本業の拡張・革新・協業に貢献する投資 】


 年始にあたり、戦略に興味がある、丸井グループ(8252)の社長メッセージ等を確認してみた。(その5)
http://www.0101maruigroup.co.jp/ir/message/ceo.html


< 中期経営計画(5カ年)の成長投資 >


[ 投資ポリシー ]
 純投資ではなく、投資・協業を通じて本業の拡張と革新に貢献する
⇒ 成長投資900億円のうち300億円を新規事業に投資する
   ↓↓
[ 投資領域 ]
・フィンテック:決済/資産運用
・シェアリング:モノ/スペース
・EC
   ↓↓
[ 投資先・基準* ]
*調査部・新規事業推進部が、投資事業をもとに対象企業への投資・協業をすすめる

1)丸井グループ内で事業投資
 投資基準:ROI 10%以上

2)理念を共有でき、高い技術を持つベンチャー企業(VB)への投資
 投資基準:IRR 30%以上

3)広いネットワークと目利き力を持つベンチャーキャピタル(VC)への投資
 投資基準:IRR 15%以上


<感想>
 丸井Gの(1)百貨店ビジネスから不動産型の店舗に転換する小売り事業、(2) 本業の拡張・革新・協業に貢献するフィンテック事業への投資、による成長。

 この2つの事業を中心として、今後の世の中の変化に確り対応し続けて行くことができるのか、今後も注視していきたい。

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by tsuruichi1024 | 2018-01-05 08:00 | 丸井グループ | Comments(0)


【 丸井グループ:フィンテック事業における今後の機会と脅威 】

 年始にあたり、戦略に興味がある、丸井グループ(8252)の社長メッセージ等を確認してみた。(その4)
http://www.0101maruigroup.co.jp/ir/message/ceo.html


[ フィンテック事業における今後10年間の機会と脅威 ]



1.機会

- キャッシュレス化:
1)EC化
2)モノ消費からコト消費への移行
3)シェアリングエコノミーの台頭、クレジットカード市場は過去10年並みの年平均7%成長が継続

- 貯蓄から投資へ:
家計の金融資産に占める株式・投信債権の構成は日本15%、欧米30~50%


2.脅威

- キャッシュレス化(キャッシング):
キャッシング市場は縮小の可能性

- キャッシュレス化(決済手段の多様化):
クレジットカード以外の決済手段が台頭


3.当社の対応

- 新規事業(さまざまな金融サービス)

- カード会員増、メインカード化


<感想>
 丸井Gのフィンテック事業における、新規事業(さまざまな金融サービス)、カード会員増、メインカード化。
 今後10年間の機会と脅威を考えた戦略が、今後の世の中の変化に確り対応し続けて行くことができるのか、今後も注視していきたい。

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by tsuruichi1024 | 2018-01-04 08:00 | 丸井グループ | Comments(0)


【 丸井グループ:小売り事業における今後の機会と脅威 】

 年始にあたり、戦略に興味がある、丸井グループ(8252)の社長メッセージ等を確認してみた。(その3)
http://www.0101maruigroup.co.jp/ir/message/ceo.html


[ 小売り事業における今後10年間の機会と脅威 ]


1.機会
- インバウンド需要の拡大:訪日客数は2千万人→4千万人へ


2.脅威
- EC化:EC化率は5%→20%
- モノ消費からコト消費への移行:衣料品販売額3%減が今後も継続
- シェアリングエコノミーの台頭:シェアリング利用者は2%→10%へ拡大
- 少子高齢化:生産年齢人口が7,100万人に(7%減)


3.当社の対応
- SC・定借化:店舗を「百貨店型」から「不動産型」へ変更し、事業の収益性を高める
- オムニチャネル化:店舗・カード・Webの三位一体型ビジネスを創造
- お客さまのダイバーシティ&インクルージョン
- 新規事業によるシェアリングエコノミーへの対応(モノ・スペース)


<感想>
 丸井Gの小売り事業における、SC・定借化(店舗:「百貨店型」⇒「不動産型」)やオムニチャネル化(店舗・カード・Webの三位一体型ビジネスの創造)による収益性を高める戦略。

 今後10年間の機会と脅威を考えた戦略が、今後の世の中の変化に確り対応し続けて行くことができるのか、今後も注視していきたい。

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by tsuruichi1024 | 2018-01-03 08:00 | 丸井グループ | Comments(0)


【 丸井グループ:ROIC>WACC 】


 年始にあたり、戦略に興味がある、丸井グループ(8252)のCFOメッセージ等を確認してみた。(その2)
http://www.0101maruigroup.co.jp/ir/pdf/i_report/2017/j/i_report2017_16.pdf


[ ROIC > WACCによる企業価値創造 ]


1.目指すべきバランスシート

< 2021/3期 >(計画)(億円)
 自己資本  3,000(自己資本比率30%)
 総資産  10,000
 営業債権  6,800
 有利子負債 5,900(営業債権の9割程度)

< 2005/期 >(参考)
 純資産   4,363(純資産比率61%)
 総資産   7,126
 営業債権  2,493
 有利子負債 1,811(営業債権の7割強)

⇒ 調達主体のシフト:株主資本(コスト高い)から負債(コスト安い)へ


2.2017/3期

(1)ROIC*(投下資本利益率):3.1%
 *Return on Invested Capital

 フィンテック事業:3.9%
 小売事業:2.5%


(2)WACC*(加重平均資本コスト):3.0%
 *Weighted Average Cost of Capital

 負債コスト:0.2%
 株主資本コスト:7.2%

< ROICの向上とWACCの引き下げ >
 ROICがWACCを安定的に上回る構造をめざす財務戦略が着実に進行

⇒ 2017/3期:ROIC(3.1%)>WACC(3.0%)
・・・超過利益を実現


<感想>
  丸井Gは、株主資本コストが高いことを意識して、調達主体を負債中心にシフトして、WACCを下げて、17/3期にROIC>WACC(⇒企業価値創造)を達成した。
 丸井Gの各種戦略への取り組みの進捗状況については今後もウォッチして行きたい。

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by tsuruichi1024 | 2018-01-02 08:00 | 丸井グループ | Comments(0)


【 丸井グループ:事業構造・BS変革 】

 年始にあたり、戦略に興味がある、丸井グループ(8252)の社長メッセージ等を確認してみた。(その1)
http://www.0101maruigroup.co.jp/ir/message/ceo.html


[ 「事業構造・BS変革」⇒ WACC*の低下 ]
*Weighted Average Cost of Capital(加重平均資本コスト)


< 事業構造変革:「カードの営業債権」>「固定資産」>


1. 丸井Gの「固定資産」 vs 「カードの営業債権」

(1)固定資産
・創業以来、丸井グループの成長を牽引してきた小売店舗の土地や建物など

(2)カードの営業債権
・2014/3期のBS(バランスシート)で「固定資産」を逆転

⇒ 以来、「営業債権」の残高は過去最高を更新中


2.2005/3期 vs 2017/9期の比較
 (括弧内:17/9期÷05/3期)

    2005/3期  17/9期
(千株)
発行済 368,660  233,660(0.6倍)
株式数 →自己株式消却→純資産圧縮
(億円)
営業債権  2,493  5,116(2.1倍)(a)
有利子負債 1,811  4,623(2.6倍)(b)
 b÷a   73% ⇒ 90%
→負債コスト(17/3期:0.2%)は安い
→なるべく多く(90%)活用すべし

純資産  4,363  2,750(0.6倍)(c)
総資産  7,126  8,362(1.2倍)(d)
 c÷d  61% ⇒ 33%
→株主資本コスト(同:7.2%)は高い
→なるべく少なく(30%)すべし


[ これまで ]
資産サイド:金融主導型
調達サイド:自己資本の厚い、従来の小売主導型

[ これから ]
営業債権の拡大:有利子負債の調達で対応
有利子負債:営業債権の9割程度を目安
自己資本比率:30%前後


<感想>
 丸井Gは、株主資本コストが高いことを認識して、事業構造とBSの変革を通じてWACCを下げることに成功した。
 トップダウンで戦略・変革をやり抜く丸井Gの動きを今後も注目して行きたい。

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by tsuruichi1024 | 2018-01-01 08:00 | 丸井グループ | Comments(0)