日本コンセプト:商船三井と資本業務提携 】


 2018/2/13、日本コンセプト(9386)が、商船三井(9104)との資本業務提携を開示した。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120180213470432.pdf


1.本資本業務提携の概要

(1)日本コンセプト
< ユニークなサービスの提供 >
・各種ガス(液体貨物やフロンガス)輸送に特化した国際物流企業として、出荷元から納入先までを、様々な輸送手段とルートで最適な組み合わせをアレンジする「Door To Door の国際複合一貫輸送」

< 基本方針 >
・国内外の物流ネットワークの更なる拡充と持続的成長を可能とする経営基盤の強化

⇒ 進出7年目を迎えた米国ビジネス+欧州・アジ ア地域を含む全世界における取引規模の飛躍的を目指す

(2)商船三井
< 海運業界 >
・近年のエネルギー需要の構造変化、及び地産地消の流れなどにより、市況の低迷や変動、業界再編等、めまぐるしく経営環境が変化

< 2017/4/28「ローリングプラン2017」>
・相対的に強い事業の選択と集中を行い、人的・資金的リソースを、安定利益を創出する事業に重点的に配分する方針

⇒ リソース重点配分分野:ケミカル船事業及びロジスティクス事業+タンクコンテナ事業進出検討も

(3)目的
< 両社の強みを活かした戦略的パートナーシップによる事業強化 >
・日本コンセプトの強み:タンクコンテナ利用の輸送サービス
・商船三井の強み:タンカー等の船舶輸送サービス

< 事業強化の例 >
・様々な輸送手段を必要とするお客様にタンクコンテナとタンカーによる輸送サービスを同時に提案できる体制を構築して輸送ニーズに応えて両社のビジネスを拡大

< 提携内容 >
1 海外拠点及び営業ネットワークの共有
2 両社サービスの共同営業
3 共同技術研究・開発
4 共同購買
5 両社サービスの積極的な利用
6 人材の交流
7 その他両当事者の事業強化に有益な事項


2.資本提携の概要

(1)第三者割当増資
・商船三井に770,500 株(第三者割当後の発行済株式総数の5.88%)を発行

(2)商船三井への株式譲渡
・2018/2/19付けで、松元代表取締役社長保有株式655,800株+山中取締役副社長保有株式 654,000株を譲渡

商船三井:発行済株式の15%を保有へ


3.株価推移
          2/13  14  15  16
日本コンセプト 1,387 1,392 1,479 1,517
商船三井    3,315 3,270 3,280 3,295


<感想>
 本件は、日本コンセプトと商船三井の資本業務提携。
 社長・副社長保有株式の一部譲渡を含めた業務提携にかける日本コンセプトの意気込みが感じられる。

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by tsuruichi1024 | 2018-02-17 08:00 | 業務提携 | Comments(0)


【 オイシックス:NTTドコモと資本業務提携 】(その2)


 2018/1/30、オイシックスドット大地(3182。「オイシックス」)が、NTTドコモ(9437。「ドコモ」)の子会社株式取得を開示した。


[ らでぃっしゅぼーやの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ ]
https://www.oisixdotdaichi.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/01/f0c4daebdd3dfa6f0e55547f6897b6d0-1.pdf


1.近年のEC業界や消費者ニーズ

・スマートフォンの一層の普及やSNS等を活用した販売経路の多様化が進む中で、共働き世帯の増加や健康志向の上昇など、ライフスタイル・価値観の変化に伴う消費者ニーズも多様化

・当社の主たる事業領域である安全性に配慮した食品業界においては、安心・安全に対する 消費者の意識が引き続き高い状況


2.大地を守る会との合併に至る経緯

 2016/12 大地を守る会と合併による経営統合を行うことを合意
 2017/3 株式交換による子会社化
 2017/10 両社のシナジーを最大限に発揮するため同社と合併

⇒ 成長市場である食品EC市場において、Oisixと、大地を守る会の両ブラ ンドの独自性・競争優位性の確立に取り組んできた


3.らでぃっしゅぼーや株式の取得

(1)株式取得の経緯(当社:オイシックス)

・会員制食品宅配事業において、約30年の歴史と豊富な契約生産者のネットワークを有しており、安心・安全にこだわった農・畜・水産物や無添加の加工食品等を提供

・両社は、共に食の安全性を確保することに関して、商品の生産、取扱い基準を設けているのに加えて、 美味しい食材のみを消費者に提供する考えにおいても共通している

・当社は、2017年秋より、らでぃっしゅぼーやの親会社であるNTTドコモ (「ドコモ」)と、同社のスマートライフ事業領域における共同事業の方向性に関する協議を重ねてきた

・両社の食品宅配事業における経営資源を集約し、保有する顧客・生産農家基盤や配送網等のアセットを効率的に組み合わせ、食領域事業の拡大、新たな市場の創出を目指すことが、今後の事業展開を加速するために有効であるとの結論に至る

⇒ らでぃっしゅぼーやの株式を取得し、新たなグループ企業を結成することを決定


(2)株式の取得
(ドコモ⇒オイシックス)

 取得株式:10,000株(議決権割合100%)
 取得価額:10億円

※取得価額:公平性・妥当性を確保するため、独立した第三者機関から入手した株式価値算定書等を基に決定(ドコモが保有するらでぃっしゅぼーやへの貸付金債権はドコモが全額放棄)


<感想>
 本件は、資本業務提携に伴い、オイシックスがドコモから「らでぃっしゅぼーや」株式を取得したもの。
 成長市場である食品EC市場における、異業種同士の強みを活かした資本業務提携は、他業界でも参考になりそうな事案と思われる。

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by tsuruichi1024 | 2018-02-02 08:00 | 業務提携 | Comments(0)

【 四国アライアンス 】


 2018/1/5、四国の地銀4行(伊予銀行、阿波銀行、百十四銀行および四国銀行)が、四国アライアンスに基づいたファンド運営会社を共同で設立した。



・四国の4県それぞれに本店を置く4行が、独立経営のもと、健全な競争関係を維持しつつ、4行それぞれの強みやノウハウを結集し、四国創生に向け取組むことで、地域の魅力を高め、地域・顧客と4行が持続的に成長・発展することを目的とした包括提携



2.主な動き
(1)2017/10/10:東証との提携

・四国の地方銀行4行と東証が四国創生を目指して連携 -基本協定を締結-
 ⇒ 四国4行と東証との協働により、四国地域の企業の成長を促進し、当地域の更なる経済活性化や発展に寄与することを期待


(2)2017/11/10:「四国アライアンス証券」へ社名変更
http://www.iyobank.co.jp/library/new/press/17-297.pdf

・「いよぎん証券の共同活用」に伴う社名変更

(3)2018/1/5:四国アライアンスキャピタルの設立
http://www.iyobank.co.jp/library/new/press/18-004.pdf

・事業内容:株式・社債等への投資業務、投資ファンドの運営 等


<感想>
 本件は、日銀のゼロ金利政策等により、地銀の収益が厳しさを増す中での四国エリアの広範なアライアンスに基づいた動きの一環。
 業務の一部のみの提携では迫力には欠けるが、今後もこの種の地銀同士の(or メガバンクも含めた)アライアンス(or 統合)が増えて行かざるを得ないものと思われる。

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by tsuruichi1024 | 2018-01-08 08:00 | 業務提携 | Comments(0)