【 ソフトバンクの株式上場準備の開始 】

 
 2018/2/7、ソフトバンクグループ(9984,「SBG」)が、ソフトバンク(99.99%出資子会社,「SB」)の上場準備の開始を開示した。
https://www.softbank.jp/corp/news/press/sb/2018/20180207_01/


1.SBG
・ソフトバンク・ビジョン・ファンドをはじめとするグローバルな投資活動を加速させながらグループ全体の成長を目指す一方、通信、インターネット、AI(人工知能)、ロボティクス、IoTなどのテクノロジー分野において重要な役割を担う数多くのグループ企業が、それぞれ独自の成長戦略を持って事業拡大を目指している


2.両社のすみ分け
・グローバルな規模で投資を進めるSBGと、グループの通信事業分野において中核企業であるSBの役割と価値を明確に分けることを目指している

⇒ より分かりやすくグループの事業内容を市場に訴求することが可能となり、多様な投資家ニーズにも対応できるようになると考えている


3.SBの株式上場
・SBの株式上場により自律的な経営視点と成長戦略を持つことができると考えており、国内外のグループ各社との事業シナジーを追求しながら幅広い領域へ機動的に事業展開

⇒ さらに強固な経営基盤を持つ事業会社になることを目指す

< 前提 >
・SBが上場後もグループの通信事業分野において重要な連結子会社であること

⇒ SBGの信用力およびキャッシュフローへの影響を考慮して慎重にグループの組織構成および資本構成を検討し、財務の健全性にも配慮しながらグループ全体の成長と企業価値の最大化を目指す

※ 株式上場の準備過程における検討の結果次第では、SBは株式上場しないという結論に至る可能性もあり


4.SBGの長期債格付
・日本格付研究所(JCR):A-
https://www.jcr.co.jp/download/64655732125d582d77d7a98e5ddc7a77427aead7c772944727/17d0959_1.pdf

・スタンダード&プアーズ(S&P):BB+
・ムーディーズ:Ba1


<感想>
 本件は、SBGの資金調達枠確保狙いの、子会社のSBの上場準備を開始したもの(と思われる)。
 SBGの長期債格付は、現在、JCR:A-、S&P/ムーディーズ:BB+/Ba1。今後も資金調達ニーズは旺盛なことが想定され、SB上場(SBGとの親子上場)による、幅広い資金調達オプションの確保は、合理的な流れのように思われる。

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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by tsuruichi1024 | 2018-02-09 08:00 | 親子上場 | Comments(0)