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【 競争戦略論:ドメインの定義


 今日は、(昨日に引き続き、)1985年の「競争戦略論」から、野中郁次郎さん担当の第2章「ドメインの定義」をピックアップしてみたい。


「経営戦略論」(1985/9/30初版第1冊発行)


第2章 ドメインの定義

< 物理的定義か機能的定義か >
セオドア・レビットの主張(1960)
・製品とか技術とかは結局陳腐化してしまうので、より長期に持続する市場の基本的なニーズに関連させて事業を定義する方がよい

例:アメリカの鉄道が今日斜陽化したのは、事業を製品に関連させて文字通り「鉄道」(railroad)と定義したから

⇒ 市場のニーズに関連させて定義すれば、鉄道は「輸送」(transportation)手段の提供とも定義できる

⇒ 輸送手段にな、航空機、乗用車、バス、モーターサイクル、自転車、ボート、馬など、早くからこれらの手段への対抗策や多角化が考えられたはず

⇒ レビット(1974)はこれを「マーケティング近視眼」とよんだ


[ ホンダ:ドメインの定義 ]

 < ホンダのドメイン(想定) >
・世のため、人のためのモビリティー(手段の提供)

スーパーカブ(60年前) ⇒ バイク ⇒ 自動車 ⇒ 小型ビジネスジェット(全米を席巻中)


(ご参考1)
https://ameblo.jp/tsuruichi1024/entry-12319630200.html

(ご参考2:18/2/22日新電子版「なぜホンダだったのか ジェット初の年間首位)
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO27281230S8A220C1TI1000


<感想>
 もし、60年前に、ホンダが自らのドメインを「二輪車」等と定義していたら、今日のホンダジェットの成功はなかったに違いない。

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら
http://tsuru1.blog.fc2.com/
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by tsuruichi1024 | 2018-02-27 08:00 | ドメイン | Comments(0)