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【 ヤフー:アスクルの社長再任に反対 】


 2019/7/18、ヤフー(4689)は、アスクル(2678)に関する2つのプレスリリースをした。


1.アスクルの第56回定時株主総会における取締役選任議案(第2号議案) に対する当社議決権行使に関するお知らせ
https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2019/07/17a/

・岩田彰一郎代表取締役社長(「岩田社長」)の再任に反対の議決権を行使する予定であること

・これまでの経緯
 2012年 アスクルと業務・資本提携契約を締結2015年 業務・資本提携契約の改定。当社はアスクルの株式を約45%(議決権ベース)保有し、アスクルを連結子会社化

・反対の理由等
 変化の激しいEコマース市場において、アスクルの低迷する業績の早期回復、中長期的な企業価値の向上、株主共同利益の最大化を実現するためには、抜本的な変革が必要であり、1997年から現在に至るまで長期にわたり代表取締役社長を務めている岩田社長から経営の若返りを図り、新たな経営陣のもとで新たな経営戦略を推し進めるのが最善と考えるに至る。また、他の取締役候補者への議決権行使につきましても、慎重に検討していく


2.アスクル株式会社からの「業務・資本提携に係る協議の申入れ」に関するお知らせ

https://file.swcms.net/file/sw4689/ja/ir/news/auto_20190717472835/pdfFile.pdf
・当社は、7月12日にアスクルから業務・資本提携関係の見直しに係る協議の申入れを受け検討

・当社としては、アスクル社が新たな経営陣のもとで新たな経営戦略を推し進めることが、アスクル社の中長期的な企業価値の向上および株主共同の利益の最大化のために最善と考えている

⇒ かかる(提携関係の見直し)協議は不要と考えている旨、および引き続き業務・資本提携関係は継続したい旨、本日アスクル社へ回答した


3.株価終値推移
(1)アスクル
 7/16 2,323円、7/17 2,606円、7/18 2,488円

(2)ヤフー
 7/16 328円、7/17 329円、7/18 322円


< プラス*のプレスリリース >
https://www.plus.co.jp/sp/news/201907/0003747.html
・上記1のヤフーの考えに賛同

⇒ 岩田社長への反対票は5割超確保
⇒ 再任されないことが確定

*アスクルは、平成5年に同社の前身であるプラス株式会社アスクル事業部においてオフィス用品のカタログ通信販売事業を開始して以降、平成9年には通信販売業としての位置づけを明確にするためにプラス株式会社から分社


(ご参考)2019/7/17の現代ビジネス記事
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65909


<感想>
 本件は、連結子会社のアスクルの株主総会で、親会社のヤフー(及び大株主のプラス)が岩田社長の再任に反対することのプレスリリース。
 ソフトバンクグループの組織再編にも絡み、20年超社長を務めるアスクル岩田社長からの変革への強い意志を感じるが、誰を社長に選任するのか。社員に動揺はないのか。今後の行方が大いに気になる。

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by tsuruichi1024 | 2019-07-19 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 スパンクリートコーポレーション:会社が反対する株主提案が可決 】


2019/6/19、スパンクリートコーポレーション(5277)の取締役会が反対する株主提案が可決した。
以下は7/1に開示された臨時報告書等の概要。


1.臨時報告書(7/1付)
第1号〜第4号議案(会社提案)
第5号〜第6号議案(株主提案)
⇒ いずれも可決

賛成割合を考えると取締役選任に関しては、(1)(2)が想定される。

(1)提案株主が選任に反対
浮田 聡(代表取締役社長):賛成52.27%
大塚直義:同51.87%(⇒社外 独立)
仮屋 毅:同51.86%(⇒社外 独立)

(2)提案株主が選任に賛成
多田昌司:同97.88%
井上孝広:同97.72%
坪井哲明:同97.90%(⇒社外)

(3)株主提案
村山典子:同50.43%
柳田洋明:同50.20%
加戸貞之:同50.19%(⇒非常勤)


2.株主提案に関する会社側の反対の理由(5/15付)
http://www.spancretecorp.com/data/kaiji/R01_05_15_02.pdf

(1)提案株主は、2016年6月の定時株主総会の日まで9年にわたり当社の取締役を務めたが、 その間、提案株主は、当社の企業価値向上に向けた現実的な施策を何ら提案せず、また、実行に 移すこともなかった。
現に、スパンクリート事業の大規模な減損処理を行った2016年3 月期(第54 期)を除く、同人在任中の8年間の当社純利益の累計は19百万円のマイナスとなっている。むしろ、提案株主が当社の取締役に在任中は、飯牟礼前社長の施策が「反スパンクリート製品政策」であるとの考えから反発し続け、当社の経営に混乱をきたす事態を招いた。 また、今回の株主提案においても、依然として、「閉鎖的な経営環境を改善」、「生産現 場の改善による利益確保」といった抽象的な内容に終始しており、企業価値向上に向けた具体的なプランは何ら示されていない。

(2)柳田洋明氏は、すでに、数年前に現役を退い ていることに加え、当社での勤務経験がなく、当社においてどのような貢献ができるのかは未 知数であり、当社の取締役としての適格性には疑問がある。

(3)加戸貞之氏は、昨年も提案株主による株主提案における取締役候補者とされていたが、株主の皆様の支持を得られておらず、また、同氏が当社の営業本部技術グループ長を退いてから既に約 8 年が経過しており、その間に当社を巡る経営環境や技術的課題は大きく変化している。それにもかかわらず、これらの株主提案に係る取締役候補者が、「製造、技術、コンプライアンス経営に取り組むことの可能な人材」であるとは到底考えられない。


3.役員の異動(6/27付)
http://www.spancretecorp.com/data/kaiji/R01_06_27.pdf

社長執行役員(代表取締役) 浮田 聡
常務執行役員(取締役) 経営企画室長 多田 昌司
常務執行役員(取締役) 業務改善室長 村山 典子
執行役員(取締役) 営業本部長兼建設工事本部長 井上 孝広
 執行役員(取締役) 生産本部長兼宇都宮工場長 柳田 洋明

⇒ 浮田社長続投を認める代わりに、村山常務・柳田執行役員の就任で両者が手を打ったものと思われる。


4.将来的に想定されるシナリオ
< 前提 >

提案株主が賛成したと想定される3名の取締役の内2名から同意を取り付けた上で、取締役会にて以下内容を決議する。

(1)浮田社長の解任

(2)上記1(2)(3)の取締役から新たな社長の選任
⇒ 多田取締役の可能性が高そう


5.株価終値推移
6/18 458円、6/19 436円、6/20 417円
6/28 431円、7/1 437円、7/2 436円
7/3 426円、7/4 438円


<感想>
本件は、株主提案の取締役の選任が可決されたもの。
会社の株主提案の反対の理由等からは、社員を含めた今後の業務執行に何らかの支障が出るものと思われる。

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by tsuruichi1024 | 2019-07-05 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 LIXILグループ:株主総会決議 】

 2019/6/25、LIXILグループ(5938)が、株主総会を開催した。


1.第77回定時株主総会決議事項
 
https://www.lixil.com/jp/investor/ir_event/pdf/ketsugi20190625.pdf


 第1号議案 取締役8名選任の件(会社提案)
 本件は、取締役候補8名のうち、新たな取締役に内堀 民雄、河原 春郎、カート・キャンベル、松崎 正年、三浦 善司および大坪 一彦の6氏が選任され、それぞれ就任

 ⇒ 以下2名は否決
 1)竹内 洋 財務省関税局長(旧職)、日本政策銀行取締役常務執行役員CFO(旧職)
 2)福原 賢一 ベネッセホールディングス代表取締役副会長(現職)

 第2号議案 取締役2名選任の件(会社&株主提案)
 本件は、原案のとおり承認可決され、新たな取締役に鬼丸 かおるおよび鈴木 輝夫の2 氏が選任され、それぞれ就任
 ⇒ 2人は株主提案側の人

 第3号議案 取締役6名選任の件(株主提案)
 本件は、原案のとおり承認可決され、取締役に伊奈 啓一郎、川本 隆一および瀬戸 欣哉 の3氏が再選、新たな取締役に西浦 裕二、濱口 大輔および吉田 聡の3氏が選任され、それぞれ就任


2.臨時報告書
 
https://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/ir_material_for_fiscal_ym7/67457/00.pdf

< 主な役員の異動 >
 代表執行役会長兼CEO 潮田 洋一郎
 ⇒ 代表執行役兼CEO 瀬戸 欣哉

 代表執行役社長 山梨 広一
 ⇒ 代表執行役副社長 大坪 一彦


3.株価終値推移
 6/25 1,478円(+3円)
 6/26 1,714円(+236円(+15.97%))


<感想>
 株主総会決議の取締役の数の決着は、株主提案側8名 vs 会社側6名。
 社員に、混乱は生じていないのだろうか。トップ交代に伴う、社員への影響を聞いてみたい。

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by tsuruichi1024 | 2019-06-27 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 LIXILグループ:潮田CEO/山梨COOが辞任/退任 】


 2019/4/19、LIXILグループ(5938)が、「取締役の辞任に関するお知らせ」を発表した。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/tdnet/1693276/00.pdf

 以下は、その内容。


1.潮田洋一郎CEO
・定時株主総会前の最終の取締役会(2019/5/20開催予定)の終了時をもって取締役を辞任

・辞任理由:当該損失の対象期間において業務を執行した前代表執行役(瀬戸氏)の任命に係る責任

⇒ 代表執行役会長兼CEOを辞任する意向なしとされているが、その後の*説明会において辞任するとの説明あり
*
https://www.lixil.com/jp/investor/ir_event/img/J_20190418.mp3


2.山梨広一COO
・定時株主総会の終結時をもって取締役を退任
⇒ 代表執行役社長兼COOを退任する意向なしとされているが、同上の*説明会において退任すること、要請されれば執行に専念したい旨の説明あり


3.臨時株主総会の開催の是非
・両者の取締役の解任を目的とする臨時株主総会の招集請求(2019/3/22付けプレスリリース)に関する株主/実質株主との間で、現時点における臨総の開催の是非について対話を行い、本請求の取下げ等を求める旨の意向あり

(ご参考)
http://tsuru1.blog.fc2.com/blog-entry-665.html


<感想>
 潮田氏/山梨氏の辞任/退任が発表された。
 今後の焦点は、LIXILの指名委員会が選ぶ、会社側提案の取締役・執行役の候補がどうなるか。
 瀬戸氏や株主連合の意向に反することになると「委任状争奪戦(プロキシーファイト)」に発展する可能性も考えられる。

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by tsuruichi1024 | 2019-04-21 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 LIXILグループ:「調査報告書」の公表 】


 2019/4/9、LIXILグループ(5938)が、「当社代表執行役の異動における一連の経緯及び手続の調査・検討に係る 「調査報告書」の公表について」を発表した。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/tdnet/1690722/00.pdf

 以下はその内容から。


< 前文(一部抜粋) >

 その後、株主様との間で行った対話内容及び株主様から頂いた要請内容等を踏まえ、当社として、 本件調査を実施した第三者の弁護士より受領した調査報告書の全文を開示することが必要であると判断するに至ったことから、本日、別添のとおり開示することといたしました。

 今後も長期にわたって成長を実現する企業として、株主および投資家の皆様のご期待にお応えするべく、更なる事業の発展はもとより、コーポレートガバナンスの強化・充実及び透明化についてもこれまで以上に尽力し、企業価値の向上に努めてまいります。何卒、引き続きのご支援の程、宜しくお願い申し上げます。


< 本文 >

第4 一連の手続におけるガバナンス上の問題点について

1 手続の客観性について

 法的な問題を惹起させるもので はないが、手続の客観性・透明性という観点からは、考えられるベスト・プラクティスに照らして、必ずしも望ましくないといわざるを得ない。


2 手続の透明性について

 本件人事が、潮田氏の主導によっ て提案され、潮田氏を瀬戸氏の後任のCEOに選任するというものであることに照らせば、 指名委員会におけるベスト・プラクティスとしては、直接瀬戸氏から意見聴取を行い、そ の意思確認を行うという方法が、より望ましかった。


3 CEO の選任にかけた時間について

 10月26日の指名委員会に初めて提案されて、その5日後の10月31日の取締役会で正式に可決されていることからすると、今回のCEOの選任手続に十分な時間がかけられたとはいい難い。


4 上記のガバナンス上の問題を招いた原因・背景について

(1)取締役に潮田氏に対する遠慮があったこと

 社外取締役を含めた多くの取締役に、程度の差はあるものの、潮田氏に対するある種の遠慮があったことが認められ、このことが、潮田氏が提案する人事に対して、ガバナンスを効かせた議論をすることができなかった原因・背景の一つになっていると考えられる。

(2)CEOを初めとする執行役の職務分掌に関する指名委員会の役割が不明確であったこと

 今回のように、指名委員自身が社長やCEOの候補者となる場合の手続についても定められていないことから、指名委員会の役割や関わり方は不明確なものにならざるを得ない。


第5 今後検討すべき対応策


1 CEOの選任に関する手続

 指名委員会の権限・役割を明確にすべきであるが、指名委員会の判断の客観性・独立性をより確保する観点から、指名委員自身が執行役候補者となった場合の手続も整備すべきである。


2 CEOの解任に関する基準及び手続

 LIXILグループの実情に即した、CEOの解任に関する基準及び手続を整備することが考えられる。また、その際には、指名委員会の権限ないし役割を明確にすべきである。


3 筆頭独立社外取締役の選任及び独立社外取締役のみを構成員とする会合について

 独立社外取締役のみを構成員とする会合を創設し、当該会合を招集し、議長役を果たす役割を有する筆頭独立社外取締役を選任することの当否について検討することが考えられる。


<感想>
 本件は、会社からの調査報告書の一部発表(2月25日)に加えて、全文が発表(4月9日)されたもの。
 これは、会社内部の、潮田CEOと山梨COOの現体制に対する疑問の現れか。
 5月中下旬の臨時株主総会の結果とその後の会社動向から益々目が離せなくなった。

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by tsuruichi1024 | 2019-04-11 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 日産自動車:臨時株主総会 】


 2019/4/8、日産自動車(7201)は、臨時株主総会を開催した。
https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-fc1499a2382c4bfa3a3592916010a8c9-190408-01-j

 以下はその内容。


< 株主総会における決議事項 >

以下議案が全て承認された

第1号議案 取締役カルロス ゴーン解任の件

第2号議案 取締役グレッグ ケリー解任の件

第3号議案 第1号議案承認を条件としてジャンドミニク スナール氏を取締役に選任する件


 最善なガバナンス体制の構築は、当社にとって喫緊の課題であり、その実現に向けて、指名委員会等設置会社へ移行する方向でその準備を進めております。その上で、日産、ルノー、三菱自動車のアライアンスを安定化し、アライアンスのベネフィットを積極的に活用していくことで、事業の安定化につなげていく所存です。


< 会社法 >

第二款 解任

(解任)
第三百三十九条 役員及び会計監査人は、いつでも、株主総会の決議によって解任することができる。



第五節 取締役会
第一款 権限等
(取締役会の権限等)
第三百六十二条 取締役会は、すべての取締役で組織する。
2 取締役会は、次に掲げる職務を行う。
一 取締役会設置会社の業務執行の決定
二 取締役の職務の執行の監督
三 代表取締役の選定及び解職


<感想>
 本件は、会社法第339条に基づく、取締役の解任に関する臨時株主総会決議。
 代表取締役の解職は取締役会で決議可能であるが、解任は株主総会決議が必要なため、代取解職から取締役解任まで時間がかかったもの。

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by tsuruichi1024 | 2019-04-10 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 LIXILグループ:臨時株主総会の招集請求 】



 2019/3/22、LIXILグループ(5938)が「株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ」をプレスリリースしていた。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/tdnet/1686090/00.pdf

 以下はその内容。


< 臨時株主総会の招集請求の内容 >

1.株主総会の目的である事項
 取締役 2 名解任の件(解任対象取締役 潮田 洋一郎、山梨 広一)


2.招集の理由(要旨)
 2018年10月31日付で当社が公表した「代表執行役の異動に関するお知らせ」に記載した役員の人事異動については、2019年2月25日付の当社の報告「当社代表執行役の異動に おける一連の経緯・手続の調査・検証結果について」(当社ホームページに掲載)によれば、 潮田氏による誤解を招く説明に起因している等、コーポレートガバナンス・コードに従った適正かつ適切な指名手続きが行われなかったと考えられること、当時指名委員会の委員長であった山梨氏がガバナンス不全を正すこともなく、自らを COO に選任し、その手続きについて十分な説明も行っていないこと等に鑑みれば、ガバナンスの欠如が疑われる行為に携わった潮田氏及び山梨氏は取締役としての適正性を欠いていると考えられるとのことです。

 当社のコーポレートガバナンスの適切性・透明性にはこのような重大な懸念がある ことから、潮田氏及び山梨氏の 2 名の取締役の解任を請求するとのことです。また、上記役員の人事異動の公表後における当社の対応も踏まえて、株主としてその権利を行使することにより、当社のガバナンスの在り方を正すことが適当であると判断したとのことです。


3.本請求への当社の対応方針
本請求に対する当社の考え方及び対応の方針につきましては、本請求の内容を慎重に検討の上、決定次第開示いたします。


< 会社法297条 >
 総株主の議決権の百分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を六箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する株主は、取締役に対し、株主総会の目的である事項(当該株主が議決権を行使することができる事項に限る。)及び招集の理由を示して、株主総会の招集を請求することができる。

⇒ 請求人らによれば、請求人らは、あわせて総株主の議決権の100分の3以上の議決権を6ヶ月前から引き続き有する株主であるとのこと



(ご参考)
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00006/040700035/?n_cid=nbpnb_mled_mpu


<感想>
 本件は、LIXILグループの昨年10月31日の瀬戸CEO(最高経営責任者)解任に反対する株主による臨時株主総会の招集。
 2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー、トステム、INAX 、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合して誕生したLIXILグループ。
 「潮田氏、山梨氏、旧トステム系3人」 vs 「瀬戸氏、旧INAX系2人+株主」の戦いの始まりは統合当時に遡るのか。
 5月ち下旬臨時株主総会決議に注目したい。

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by tsuruichi1024 | 2019-04-09 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 UACJ:人事案は大株主に軍配 】

 
 2018/4/13、UACJ(5741)が添付代表取締役人事を開示した。
http://v4.eir-parts.net/DocumentTemp/20180415_105658179_qrfqlkbzzrnhpr451a0mtwmm_0.pdf


1.内容
山内代表取締役会長⇒相談役(従来案では代取会長)
岡田代表取締役社長⇒相談役(同代取副会長)

中野取締役兼専務執行役員⇒代表取締役兼専務執行役員
種岡取締役兼専務執行役員⇒代表取締役兼専務執行役員

※内定している石原代表取締役兼社長執行役員に変わりなし


2.2018/2/27付け古河電気工業(5801)のプレスリリース
https://www.furukawa.co.jp/release/2018/kei_180227.pdf

(1)趣旨
筆頭株主(24.9%)からUACJに対して、山内、岡田両氏が経営陣に残る役員人事への反対表明・役員人事の再考を求めるもの

(2)反対理由
1)当社発足後5周年を迎えるが、合併効果の実現には至っていないこと
2)両者が代取に残ることは、経営責任を軽視し、コーポートガバナンス上の大きな問題を孕んでいること


3.2018/4/14付け日経電子版記事
「合併の功労者 退場で幕 UACJ、人事案撤回 古河グループ内に対立」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO29397510T10C18A4EA6000/

(ご参照)https://ameblo.jp/tsuruichi1024/entry-12357770875.html


<感想>
 本件は、首脳人事を巡って、会社と大株主の意見が対立し、大株主側の意見が通った事案。
 本件のように、今後、ますます株主の意見が尊重される時代になっていくに違いない。

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by tsuruichi1024 | 2018-04-18 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 積水ハウス:取締役会での議事進行 】


 2018/3/6、積水ハウス(1928)から2018/1/24の取締役会の議事の経過について開示があった。
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/datail/__icsFiles/afieldfile/2018/03/06/20180306-2.pdf


< 議事の順序 >

1.阿部社長の代表取締役及び社長職の解職の動議
・理由:分譲マンション用地取引事故に関する責任の明確化

⇒ 否決


2.議長交代
・和田取締役から稲垣取締役に交代


3.和田会長の代表取締役及び会長職の解職の動議
・理由:新しいガバナンス体制の構築

⇒ 各取締役の意見の表明等を経た後に、和田取締役より代表取締役及び会長職を辞任する意思が示された

⇒ 和田取締役よりの辞任申し出を受けて4へ


4.和田会長の代表取締役及び会長職を辞任する旨の申し出を了承する動議

⇒ 全会一致で可決

⇒ これを受けて、上記3の動議は取下げられ、採決はされず


5.和田取締役を取締役相談役に選定する動議

⇒ 賛成多数で可決


※本取締役会においては、2つの法律事務所より各2名の弁護士が陪席しており、これらの弁護士から議事運営に関する法的助言を受けながら、適法に議事が進められた


[ 会社情報の適時開示制度 ]
http://www.jpx.co.jp/equities/listing/disclosure/01.html

< 上場会社の決定事実40 >
・その他上場会社の運営、業務若しくは財産又は当該上場株券等に関する重要な事項


(ご参考)
https://ameblo.jp/tsuruichi1024/entry-12354559847.html


<感想>
 本件は、和田元会長のインタビューに基づいたメディアの憶測等に対して、事実関係を会社側から開示したもの。(弁護士が同席していたことから、阿部社長側は周到に準備していた?)
 本来は、決定事実40「その他上場会社の運営に関する重要な事項」として、1月24日時点で適時開示すべきだったように思われる。

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by tsuruichi1024 | 2018-03-10 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 積水ハウス:代表取締役の解職 】


 2018/2/20、積水ハウス(1928)が、日経新聞の報道を事実誤認とするプレスリリースを発表した。
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/datail/__icsFiles/afieldfile/2018/02/20/20180220.pdf


1.日経新聞記事*概要
*
https://r.nikkei.com/article/DGKKZO27119570Z10C18A2EA1000

< 1月24日(詐欺事件の報告書提出日)の取締役会(取締役は社外も含めて11人) >

(1)第1動議(午後2時)
・議長の和田氏が阿部社長の退任*案を提示
(*正しくは代表取締役の解職と思われる)
< 結果 >
・賛成5、反対5で動議は流れる(当事者の阿部氏は不参加)

(2)第2動議
・阿部氏が、稲垣副社長(現副会長)を議長とすることを提案
< 結果 >
・6対5で可決

(3)第3動議
・和田氏の解任*を提案
(*正しくは代表取締役の解職と思われる)
< 結果 >
・賛成6、反対4で可決(当事者の和田氏は不参加)

⇒ 和田氏は、代表取締役会長兼CEOから取締役相談役に(下記2)


2.1月24日の適時開示
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/datail/__icsFiles/afieldfile/2018/01/24/20180124.pdf

※上記1の内容が正しければ、その内容についても(発生事実として)投資家宛適時開示が必要なものと思われる


3.代表取締役の解職

<会社法>
(取締役会の権限等)

第三百六十二条  略
2  取締役会は、次に掲げる職務を行う。

 三  代表取締役の選定及び解職

(解任)
第三百三十九条  役員及び会計監査人は、いつでも、株主総会の決議によって解任することができる。

⇒ 代表取締役の解職(代表権のない「ひら」取締役への降格)は取締役会で、解任(取締役の地位も剥奪)は株主総会(より重い対応)で決定

(ご参考)
https://ameblo.jp/tsuruichi1024/entry-12283509186.html


<感想>
 本件は、代表取締役を解職された和田氏の日経新聞によるインタビュー記事を否定するプレスリリース。(TDnet上の適時開示ではない。)
 プレス上の、少なくとも「前会長は解任という事実はなく」という部分は正しい(取締役解任には株主総会決議が必要)が、「本人の意思による辞任」という部分は疑問が残るように思われる。

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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by tsuruichi1024 | 2018-02-22 08:00 | 取締役