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【 化粧品メーカー:設備投資の国内回帰 】


 2019/4/26の日経新聞に「コーセー 国内新工場 化粧品増産へ42年ぶり 」との記事が掲載されていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44221560V20C19A4TJ3000/

 以下はその内容のポイント。


< コーセー >
・山梨県南アルプス市に肌ケア商品などの新大型工場(敷地面積:10万平方メートル超、投資額:数百億円)を建設

・17年に中国工場を売却。国内では埼玉、群馬に次ぐ3カ所目


< 背景 >
・中国や東南アジアでの旺盛な需要

・18年に3千万人を超えた訪日客は帰国後も日本製を求める傾向が強い

・電子商取引(EC)の普及で、メーカーは現地に工場を持たなくても需要を取り込める

・日本の商品は品質が良く、何より安全・安心の面で中国の消費者からの信頼は高い


< 中国市場における日本製品 >
・中国から越境EC経由で購入される日本製品の市場規模:約1兆6千億円(経済産業省の17年時点の18年の予測)。化粧品や紙おむつなどの日用品が中心で、日本の対中輸出額(約16兆円)の1割に相当

・中国が日本から輸入した化粧品関連:18年には17年比91%増(全体9%増)。主要品目で最も伸びた(日本貿易振興機構(ジェトロ))。


< 中国 >
・19年1月にEC法を施行。「代理購入(代購)」と呼ばれる個人ブローカーを取り締まる一方、越境ECについては税制優遇策を拡大

・中国ネット通販大手のアリババ集団や京東集団(JDドットコム)などは日本などの海外商品の直接調達を拡大へ

・「世界の工場」⇒「巨大な消費市場」へ


<感想>
 化粧品メーカーの設備投資(工場建設)の国内回帰の主な背景は、メイド・イン・ジャパン製品への信頼、グローバル・ベースでのECの普及や流通コストの低下であろう。
 地方創生や日本のGDPにも寄与する、この傾向は大変喜ばしい。

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by tsuruichi1024 | 2019-04-28 08:00 | 小売 | Comments(0)


【 萩生田自民党幹事長代理:消費増税の延期 】



 4月18日の虎ノ門ニュースで、有本香氏が萩生田光一自民党幹事長代理から、消費税増税に関する以下内容のコメントを引き出していた。(同日のYouTube、1時間20分経過後)


「(増税の)前提は景気回復だ。6月の数字を見て、危ないぞと見えてきたら、崖に向かってみんなを連れていくわけにはいかない」

 増税先送りの場合は「国民に信を問うことになる」

⇒ 日銀の6月の企業短期経済観測調査(短観)で景況感が悪ければ3度目の延期もあり得るとの考えを示唆

(注)上記は産経新聞の添付記事より
https://www.sankei.com/politics/amp/190418/plt1904180023-a.html


(ご参考)第198回国会 財務金融委員会 第5号 平成三十一年三月一日(金曜日)
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/198/0095/19803010095005c.html

○丸山委員
(日本維新の会) 現時点ではそのような状況にない、そして上げられる環境にあるということですが、そうすると国民の皆さんが気になるのは、最終判断のタイミングはいつなのか。これは非常に大事なタイミングです。
(略)
 総理、官房長官は予算成立が一つの区切りと発言されています。総理はこの最終判断のタイミングについてどのようにお考えか、お答えください。

○安倍内閣総理大臣 委員が御指摘の菅官房長官の発言は、消費税率引上げの対応策を盛り込んだ予算案や税制改正法案が国会で成立をすれば一つの区切りになるという趣旨で発言したものと承知をしておりまして、また、消費税率については、リーマン・ショック級の出来事が起こらない限り、法律で定められたとおり本年十月に一〇%に引き上げる予定でございます。
 そして、御指摘の、引上げ延期を行う、もしそうなったらどうするかという政治判断の話なんだろうと思うわけでございますが、仮にリーマン・ショック級の事態が発生し、そのときの政治判断において増税を延期することとなれば、法改正について国会で議論をお願いすることになるだろう、こう思います。
 御指摘の時期については、発生した事態の状況等を踏まえて判断することになるため、予断を持って申し上げることはできないと考えております。


<感想>

 萩生田幹事長代理の発言は、リーマン・ショック級の事態が発生しない限り、増税するという、首相の従来の主張に反するものではあるまい。
 個人的には、短観前の*5月20日発表の1−3月(1次速報)のGDPの数字が危なくなって、消費増税「延期」を越えた「撤廃」に関する国民の信を問うて欲しい。
*
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/kouhyou/kouhyou_top.html

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by tsuruichi1024 | 2019-04-25 08:00 | 安倍政権 | Comments(0)


【 LIXILグループ:潮田CEO/山梨COOが辞任/退任 】


 2019/4/19、LIXILグループ(5938)が、「取締役の辞任に関するお知らせ」を発表した。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/tdnet/1693276/00.pdf

 以下は、その内容。


1.潮田洋一郎CEO
・定時株主総会前の最終の取締役会(2019/5/20開催予定)の終了時をもって取締役を辞任

・辞任理由:当該損失の対象期間において業務を執行した前代表執行役(瀬戸氏)の任命に係る責任

⇒ 代表執行役会長兼CEOを辞任する意向なしとされているが、その後の*説明会において辞任するとの説明あり
*
https://www.lixil.com/jp/investor/ir_event/img/J_20190418.mp3


2.山梨広一COO
・定時株主総会の終結時をもって取締役を退任
⇒ 代表執行役社長兼COOを退任する意向なしとされているが、同上の*説明会において退任すること、要請されれば執行に専念したい旨の説明あり


3.臨時株主総会の開催の是非
・両者の取締役の解任を目的とする臨時株主総会の招集請求(2019/3/22付けプレスリリース)に関する株主/実質株主との間で、現時点における臨総の開催の是非について対話を行い、本請求の取下げ等を求める旨の意向あり

(ご参考)
http://tsuru1.blog.fc2.com/blog-entry-665.html


<感想>
 潮田氏/山梨氏の辞任/退任が発表された。
 今後の焦点は、LIXILの指名委員会が選ぶ、会社側提案の取締役・執行役の候補がどうなるか。
 瀬戸氏や株主連合の意向に反することになると「委任状争奪戦(プロキシーファイト)」に発展する可能性も考えられる。

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by tsuruichi1024 | 2019-04-21 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 丸井グループのROIC>WACC 】

 2019/4/17の日経新聞に、『投下資金「生かす力」頭打ち 上場企業「ROIC」微増の6.75% 米欧と格差拡大』の記事が掲載されていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43773490W9A410C1920M00/

 ここでは、丸井グループ(8252)のROICを確認してみたい。


1.*ROIC(投下資本利益率)
http://www.0101maruigroup.co.jp/pdf/settlement/2019_3q_foh.pdf
 *Return on Invested Capital

 2018/3期 3.2%(前期比+0.1%)

 2019/3期(予) 3.6%

 ROIC = 税引き後営業利益 / 投下資本(割賦売掛金・売掛金 + 営業貸付金 + 商品 + 有形・無形固定資産 + 差入保証金 - 買掛金)


2.ROIC>*WACC(加重平均資本コスト)による企業価値創造
http://www.0101maruigroup.co.jp/ir/pdf/i_report/2018/i_report2018_17.pdf
 *Weighted Average Cost of Capital


(1)2018/3期

 ROIC 3.2% > WACC 3.0%

 ROIC:フィンテック 3.8%、小売 2.8%

 総資産:8,672億円

 負債コスト:0.3%

 株主資本コスト:8.0%


(2)2021/3期(流動化後の見通し)

 ROIC 4% > WACC 2〜3%

 ROIC:フィンテック 4.1%、小売 5.3%

 総資産:9,300億円

 負債コスト:0.3〜1%
 株主資本コスト:7〜8%


3.めざすべきバランスシート

< 2021/3期 >(計画)(億円)
 自己資本  3,000(自己資本比率30%)
 総資産   10,000
 営業債権  6,800
 有利子負債 5,900(営業債権の9割程度)

< 2005/3期 >(参考)
 純資産   4,363(純資産比率61%)
 総資産   7,126
 営業債権  2,493
 有利子負債 1,811(営業債権の7割強)

 ⇒ 調達主体のシフト:株主資本(コスト高い)から負債(コスト安い)へ


(ご参考)

http://tsuru1.blog.fc2.com/blog-entry-421.html


<感想>
 日経の記事によれば、ROICの数値目標を掲げる企業は4%ほどに対し、機関投資家の45%はROICを重視すべきだと考えているという。
 企業側は、丸井のようなROIC>WACCによる企業価値創造を目指すべきであろう。

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by tsuruichi1024 | 2019-04-18 08:00 | ROIC | Comments(0)


【 弘中弁護士:カルロス・ゴーン氏を巡る構図 】


 カルロス・ゴーン氏の弁護士を務める、弘中惇一郎弁護士の「無罪請負人 刑事弁護とは何か?」 (角川oneテーマ21) を読んでみた。
 以下はその一部抜粋。


第三章 メディアとの攻防

  三位一体の怖さ

 薬害エイズ事件のもう一つの特徴は、捜査権力とマスコミと被害者が一体となったことだった。この三者が一体となると非常に危険である。

 たちが悪いのは、マスコミも捜査当局も、ともに自分たちは正義だと信じ込んでいる点だ。だからマスコミは捜査官のリーク情報をもとに、平気で都合の悪い部分は捨て、都合のよい部分だけを膨らませ、読者の興味を惹くストーリーを作る。こうして捜査当局とマスコミと被害者が一体となって、標的を過剰にバッシングする報道がなされるのである。


第四章 弁護士が権力と手を結ぶとき

 本来なら民間同士で解決を図る問題に、捜査権力を利用したのが住管であり、それがこの組織の本質だった。思うに、中坊氏は弁護士という自らの分際をわきまえるべきではなかったか。

 弁護士の本来の役割は人権を守ることであり、刑事事件では被疑者・被告人の権利を守ることである。摘発したり罰したりすることは、弁護士本来の職責と相容れることではない。弁護士は権力を批判する能力はあっても、自分が権利を持ったときに分をわきまえるという自制には慣れていない。

 警察・検察はそれまで権力の行使に対して弁護士から監視、批判されていたが、住管で弁護士と手を結んだ途端、摘発がやりやすくなった。一方の弁護士たちは国家権力を初めて行使できる立場に立って高揚したのかもしれない。


<感想>
 カルロス・ゴーン氏を巡る三位一体は、捜査権力とマスコミと日産自動車の経営陣。
 マスコミも捜査当局も日産自動車の経営陣もともに自分たちは正義だと信じ込んでいる点のたちの悪さや標的を過剰にバッシングする報道も薬害エイズ事件に相似している。
 今後の弘中弁護士の戦い方に注視していきたい。 

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by tsuruichi1024 | 2019-04-16 08:00 | カルロス・ゴーン | Comments(0)


【 LIXILグループ:「調査報告書」の公表 】


 2019/4/9、LIXILグループ(5938)が、「当社代表執行役の異動における一連の経緯及び手続の調査・検討に係る 「調査報告書」の公表について」を発表した。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/tdnet/1690722/00.pdf

 以下はその内容から。


< 前文(一部抜粋) >

 その後、株主様との間で行った対話内容及び株主様から頂いた要請内容等を踏まえ、当社として、 本件調査を実施した第三者の弁護士より受領した調査報告書の全文を開示することが必要であると判断するに至ったことから、本日、別添のとおり開示することといたしました。

 今後も長期にわたって成長を実現する企業として、株主および投資家の皆様のご期待にお応えするべく、更なる事業の発展はもとより、コーポレートガバナンスの強化・充実及び透明化についてもこれまで以上に尽力し、企業価値の向上に努めてまいります。何卒、引き続きのご支援の程、宜しくお願い申し上げます。


< 本文 >

第4 一連の手続におけるガバナンス上の問題点について

1 手続の客観性について

 法的な問題を惹起させるもので はないが、手続の客観性・透明性という観点からは、考えられるベスト・プラクティスに照らして、必ずしも望ましくないといわざるを得ない。


2 手続の透明性について

 本件人事が、潮田氏の主導によっ て提案され、潮田氏を瀬戸氏の後任のCEOに選任するというものであることに照らせば、 指名委員会におけるベスト・プラクティスとしては、直接瀬戸氏から意見聴取を行い、そ の意思確認を行うという方法が、より望ましかった。


3 CEO の選任にかけた時間について

 10月26日の指名委員会に初めて提案されて、その5日後の10月31日の取締役会で正式に可決されていることからすると、今回のCEOの選任手続に十分な時間がかけられたとはいい難い。


4 上記のガバナンス上の問題を招いた原因・背景について

(1)取締役に潮田氏に対する遠慮があったこと

 社外取締役を含めた多くの取締役に、程度の差はあるものの、潮田氏に対するある種の遠慮があったことが認められ、このことが、潮田氏が提案する人事に対して、ガバナンスを効かせた議論をすることができなかった原因・背景の一つになっていると考えられる。

(2)CEOを初めとする執行役の職務分掌に関する指名委員会の役割が不明確であったこと

 今回のように、指名委員自身が社長やCEOの候補者となる場合の手続についても定められていないことから、指名委員会の役割や関わり方は不明確なものにならざるを得ない。


第5 今後検討すべき対応策


1 CEOの選任に関する手続

 指名委員会の権限・役割を明確にすべきであるが、指名委員会の判断の客観性・独立性をより確保する観点から、指名委員自身が執行役候補者となった場合の手続も整備すべきである。


2 CEOの解任に関する基準及び手続

 LIXILグループの実情に即した、CEOの解任に関する基準及び手続を整備することが考えられる。また、その際には、指名委員会の権限ないし役割を明確にすべきである。


3 筆頭独立社外取締役の選任及び独立社外取締役のみを構成員とする会合について

 独立社外取締役のみを構成員とする会合を創設し、当該会合を招集し、議長役を果たす役割を有する筆頭独立社外取締役を選任することの当否について検討することが考えられる。


<感想>
 本件は、会社からの調査報告書の一部発表(2月25日)に加えて、全文が発表(4月9日)されたもの。
 これは、会社内部の、潮田CEOと山梨COOの現体制に対する疑問の現れか。
 5月中下旬の臨時株主総会の結果とその後の会社動向から益々目が離せなくなった。

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by tsuruichi1024 | 2019-04-11 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 日産自動車:臨時株主総会 】


 2019/4/8、日産自動車(7201)は、臨時株主総会を開催した。
https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-fc1499a2382c4bfa3a3592916010a8c9-190408-01-j

 以下はその内容。


< 株主総会における決議事項 >

以下議案が全て承認された

第1号議案 取締役カルロス ゴーン解任の件

第2号議案 取締役グレッグ ケリー解任の件

第3号議案 第1号議案承認を条件としてジャンドミニク スナール氏を取締役に選任する件


 最善なガバナンス体制の構築は、当社にとって喫緊の課題であり、その実現に向けて、指名委員会等設置会社へ移行する方向でその準備を進めております。その上で、日産、ルノー、三菱自動車のアライアンスを安定化し、アライアンスのベネフィットを積極的に活用していくことで、事業の安定化につなげていく所存です。


< 会社法 >

第二款 解任

(解任)
第三百三十九条 役員及び会計監査人は、いつでも、株主総会の決議によって解任することができる。



第五節 取締役会
第一款 権限等
(取締役会の権限等)
第三百六十二条 取締役会は、すべての取締役で組織する。
2 取締役会は、次に掲げる職務を行う。
一 取締役会設置会社の業務執行の決定
二 取締役の職務の執行の監督
三 代表取締役の選定及び解職


<感想>
 本件は、会社法第339条に基づく、取締役の解任に関する臨時株主総会決議。
 代表取締役の解職は取締役会で決議可能であるが、解任は株主総会決議が必要なため、代取解職から取締役解任まで時間がかかったもの。

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by tsuruichi1024 | 2019-04-10 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 LIXILグループ:臨時株主総会の招集請求 】



 2019/3/22、LIXILグループ(5938)が「株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ」をプレスリリースしていた。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/tdnet/1686090/00.pdf

 以下はその内容。


< 臨時株主総会の招集請求の内容 >

1.株主総会の目的である事項
 取締役 2 名解任の件(解任対象取締役 潮田 洋一郎、山梨 広一)


2.招集の理由(要旨)
 2018年10月31日付で当社が公表した「代表執行役の異動に関するお知らせ」に記載した役員の人事異動については、2019年2月25日付の当社の報告「当社代表執行役の異動に おける一連の経緯・手続の調査・検証結果について」(当社ホームページに掲載)によれば、 潮田氏による誤解を招く説明に起因している等、コーポレートガバナンス・コードに従った適正かつ適切な指名手続きが行われなかったと考えられること、当時指名委員会の委員長であった山梨氏がガバナンス不全を正すこともなく、自らを COO に選任し、その手続きについて十分な説明も行っていないこと等に鑑みれば、ガバナンスの欠如が疑われる行為に携わった潮田氏及び山梨氏は取締役としての適正性を欠いていると考えられるとのことです。

 当社のコーポレートガバナンスの適切性・透明性にはこのような重大な懸念がある ことから、潮田氏及び山梨氏の 2 名の取締役の解任を請求するとのことです。また、上記役員の人事異動の公表後における当社の対応も踏まえて、株主としてその権利を行使することにより、当社のガバナンスの在り方を正すことが適当であると判断したとのことです。


3.本請求への当社の対応方針
本請求に対する当社の考え方及び対応の方針につきましては、本請求の内容を慎重に検討の上、決定次第開示いたします。


< 会社法297条 >
 総株主の議決権の百分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を六箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する株主は、取締役に対し、株主総会の目的である事項(当該株主が議決権を行使することができる事項に限る。)及び招集の理由を示して、株主総会の招集を請求することができる。

⇒ 請求人らによれば、請求人らは、あわせて総株主の議決権の100分の3以上の議決権を6ヶ月前から引き続き有する株主であるとのこと



(ご参考)
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00006/040700035/?n_cid=nbpnb_mled_mpu


<感想>
 本件は、LIXILグループの昨年10月31日の瀬戸CEO(最高経営責任者)解任に反対する株主による臨時株主総会の招集。
 2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー、トステム、INAX 、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合して誕生したLIXILグループ。
 「潮田氏、山梨氏、旧トステム系3人」 vs 「瀬戸氏、旧INAX系2人+株主」の戦いの始まりは統合当時に遡るのか。
 5月ち下旬臨時株主総会決議に注目したい。

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by tsuruichi1024 | 2019-04-09 08:00 | 取締役 | Comments(0)


【 草薙龍瞬:反応しない練習 】


 『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』を読んでみた。以下は各章からの一部抜粋。(その3)


第3章 マイナスの感情で「損しない」


◆まず悩みを「整理」してみよう

 仏教によれば、「感情をめぐる悩み」は、大きく二つに分けて考えることになります。

1.不快な感情が生まれるのを防ぐ。湧いてしまった感情は、早めにリセット(解消)する。

2.相手とどう関わるかを考える。

 1は「感情」の問題で、2は「関わり」の問題です。きわめて重要なことですが、この二つは、分けて考える必要があります。

 実は、ほとんどの人が、この二つの問題をごっちゃにしています。「腹が立った」(怒りという感情が湧いた)ときには、もう即座に相手への反応ー「あの人はこう言った」「こんなことをしてきた」という思いで一杯です。あとは怒りの感情と「自分が正しい」「相手はこうすべき」という判断をぶつけ合うだけ。こうして、終わりのないバトル(悩み)に突入します。

 よく「人間関係が悩みの種だ」と言いますよね。でもその言い方は、ブッダの考え方にてらせば、不正確なのです。というのは、「感情に悩まされている」というのと、「相手とどう関わればいいのか」は、別の問題だからです。

「感情」という自分サイドの問題と、「相手との関わり方」を分けて考えましょう。


◆「相手にゆだねる」が人間関係の基本

 もう一つ、このエピソードから学べることがあります。それは「相手の反応は相手にゆだねる」という考え方です。

 まず「正しさ」は、人それぞれに違うものだと理解します。「正しい」という判断は、本人にとっては間違いなく「正しい」のだから、相手の言い分は否定しません。「わたしのほうが正しいのだ、わかったか」という「説得」もしません。「あなたにとっては、それが正しいのですね」と、ただ理解するだけです。

 相手と自分の反応を分けて考える。相手の反応は相手にゆだねるーこれが、人間関係で悩まないための基本です。


<感想>
 まずは、悩みを「感情」という自分サイドの問題と、「相手との関わり方」を分けて考える。
 次に、相手の反応は相手にゆだねる。
 そうすれば、人間関係で悩むことはほとんど
なくなるに違いない。

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by tsuruichi1024 | 2019-04-06 08:00 | 読書 | Comments(0)


【 草薙龍瞬:反応しない練習 】


 『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』を読んでみた。
 以下は各章からの一部抜粋。(その2)


第2章 良し悪しを「判断」しない

◆「とりあえず体験を積む」だけでよい

 自信をつけるたった一つの方法を、まとめてみましょう。

1.やってみる
2.体験を積む
3.ある程度の成果を出せるようになる
4.周囲が認めてくれるようになる
5.「こう動けば、ある程度の成果が出せる」と見通しがつくようになる

「やってみる」という発想に立てれば、仕事、人生は、かなりラクになります。
 何をすればいいかわからなければ、「何をすればいいですか?」と聞くだけです。
 やり方がわからなければ、「どうすればいいですか?」と聞くだけです。
 教えてくれれば、「ありがとうございます」と言うだけです。
 迷惑をかけてしまったら、「ごめんなさい」と素直に謝るだけです。
 そして「頑張ります」という最初の思いに立ちます。

 こうした態度は、できるかできないかという結果に「執着しない」、仏教的な心がまえといえるかもしれません。ただこれは、どのような仕事であれ、どんな世界であれ、?使える考え方″だと思います。
 やってみて、少しずつできるようになって、経験を積んで、あるときふとふりかえったときに、「ああ、これだけ続けてきたんだ」と思える場所に立っている。ある程度成果が出せるという見通しが立つようになる。
 そのとき感じる手応えが、「本物の自信」です。


<感想>
 とりあえず、やってみる。
 そして、結果に執着しないで、経験を積む。
 そうすれば、仕事、人生は、かなりラクになるに違いない。

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by tsuruichi1024 | 2019-04-05 08:00 | 読書 | Comments(0)