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【 サザンオールスターズ:NHK MUSIC SPECIAL 】

 


 先日、「NHK MUSIC SPECIAL サザンオールスターズ ~シン・ニッポンの"馬鹿でごめんよ"ライブSP完全版~」 (初回放送日: 2024年3月3日)をビデオで観た。
https://www.nhk.jp/p/ts/R6R5RGQNJZ/episode/te/P1819J21JL/

 

 以下は、番組中の桑田佳祐へのインタビューからの一部抜粋。

 


サザンとしては本当に中身カラっぽじゃないけど
カラっぽの容器の中に取り込んだり
真似た自分を見てお客さんも何か分かってくれたり
自分という人間を理解していただいたり
やっぱり一番楽しいことって
好きなことをやっている時じゃないですか
憧れたこととか
先人・先達たちに対する思いというのはね
すごくとっても幸せになりますから

 

「女呼んでブギ」作ったときから
自分の人格がそれほど成長したわけでもないし
すごくそれを感じるんですよね
俺なんかあの辺から変わってねぇっていうか
変わりようもないし・・・発想もね。

 


 一方、以下は、添付Webサイトからの一部抜粋。

 

2022.11.29 「桑田佳祐、ソロに刻んだ、挑戦と解放の35年を語る――最新ベストアルバム『いつも何処かで』から、今こそ感じる音楽家としての幸せまで、その胸中に迫るロングインタビュー」

https://rockinon.com/interview/detail/204727.amp%3Fusqp%3Dmq331AQGsAEggAID

 


「作品だけでなく、人間関係とか、見られ方とかね。『KAMAKURA』の頃は僕らも30になってないかぐらい若いですから、そこまで来るといろんなことが手に余るというか。KUWATA BANDって名前にするつもりはなかったんだけど、他の人と組んで、本来自分が求めていた音楽とか人間関係から逃げたかったのかもしれない」

 


――ああ、インディーバンドなふりがしたいんだなっていうか(笑)。

 

「ああ、それはあったのかもしれないね。それから、KUWATA BANDをやったその次の年にソロになって“悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)”っていう曲を出すんです。初めて出すソロの曲が“悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)”って、ちょっと地味だなあっていうふうには僕も思ったし、反対もされたんですけど、僕も悲しかったんですよ、あの時いろんな意味で。

 

そういうバランスの取れない歯がゆさとか、年齢差ゆえとか、世間から見られてることとちょっと違うなっていうのが。今でもありますけど、世間の目みたいなものを意識した時に――生意気に意識してたんでしょうね。なんか違うこと思われてんだよなあっていう。世間、それからサザンというバンド仲間からも。そういういろんなことが悲しいから、逃げたかったんですよ」

 


<感想>
NHKのインタビューで、デビュー当時から変わってない、変わりようもない的発言があったが、30歳前後の時期の歯がゆさを感じた(KUWATA BANDやソロ活動の)時期があったからこそ、恐らく(悲しさをイレースして)またデビュー当時の感覚に戻れたのではないだろうか。

 

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# by tsuruichi1024 | 2024-03-24 08:00 | メディア | Comments(0)


【 AZ-CОМ丸和HD:C&FロジHDへのTOB 】

 


 2024/3/21、AZ-CОМ丸和ホールディングスが、「C&Fロジホールディングス(証券コード:9099)に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」をリリースした。
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS96767/980ccd14/f5b1/411f/89cf/b02912cfe8b5/140120240319555864.pdf

 

 以下は、その概要。

 


2022年10月17日
対象者に対して、両社の企業価値向上のための事業戦略面での協働及び経営統合(「本経営統合」)を行うことを提案(「本経営統合提案」)

 

その後
対象者との間で本経営統合提案について協議
対象者から本経営統合提案に対して真摯な検討姿勢が感じられないまま、

 

2023年10月5日
対象者取締役会から本経営統合提案に関する検討の中止を決定した旨の通知書を受領

 

当該通知書の内容
シナジーが限定的、企業文化の相違等の懸念点が、検討中止の主な理由

 

2024年1月上旬から中旬
公開買付者は、上記の懸念点について検証

 

2024年1月中旬
公開買付者は、上記の懸念点は想定されず、本経営統合提案はむしろ対象者にとっても大きなシナジーの創出が見込まれる提案であり、社会的課題でもある物流業界全体の課題の解決に資すると考えるに至った

公開買付者は、本経営統合よりも、公開買付者が対象者を完全子会社化する本取引の方が、想定されるシナジーを早期に実現することが可能となるため、本取引が、両社の株主、顧客、従業員及びその他ステークホルダーの皆様に大きな利益をもたらすとの結論に達した

今般対象者に対して本意向表明書を提出するとともに、対象者やその株主に対して本意向表明書の内容及びこれまでの経緯を正しくご理解いただき、対象者やその株主の皆様の本取引に対するご理解及びご賛同を得る のに十分な検討期間を確保するために、本プレスリリースを公表することとした

 

2024年5月上旬(目途)
本公開買付けは、本公開買付前提条件の全てが充足されこと等を条件として、開始することを予定

 

買付け等の価格
1株あたり3,000円

 

2024年3月19日(基準日)
- 基準日終値2,040円に対して47.06%
- 1ヶ月終値単純平均値1,900円に対して57.89%
- 3ヶ月終値単純平均値1,714円に対して75.03%
- 6ヶ月終値単純平均値1,558円に対して92.55%

 

買付予定数
- 上限:なし
- 下限:10,848,304株
買付予定数の下限は、発行済株式総数から、自己株式数を控除した株式数に係る議決権の数の過半数(所有割合:50.00%)から公開買付者が所有する対象者株式の数(所有割合:0.11%)を控除した株式数(所有割合:49.89%)

 


AZ-CОМ丸和ホールディングス株式会社による当社株式に対する 公開買付けの開始予定に関するお知らせ
https://www.cflogi.co.jp/uploads/info20240321.pdf

 

本公開買付けの公表に関して当社はAZ-CОМ丸和HDより事前の連絡を受けておりません。

本公開買付けに関する当社の考え方及びそれに基づく当社の対応につきましては、本公開買付けの開 示文書の内容、その他の関連情報を分析・検討した上で、改めて株主の皆様にご案内いたします。

 


<感想>
本件も同意なきTOBに関するリリース。C&FロジHDの取締役会が、本TOBに対して、どのような判断を下すのかが、注目される。

 

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# by tsuruichi1024 | 2024-03-23 08:00 | TOB | Comments(0)

 

【 君が心をくれたから:宇多田ヒカル 】

 


 先日、月9「君が心をくれたから」の放送が終了した。

 

 以下は添付Webサイトからの一部抜粋。

https://plus.tver.jp/news/fujitvview_152453/detail/

 

<草ヶ谷大輔(プロデュース)コメント>
デビューしてから25年間、常に最先端の音楽を全世界に発信し続けている宇多田ヒカルさんに、主人公たちの気持ちに寄り添った曲を書き下ろしていただきました。

 

今作の企画構想段階から、「このドラマの主題歌は、宇多田ヒカルさん以外いない」と私の中で考えておりました。第1話からのストーリープロットをお読みいただき、オファーを受けてくださった宇多田ヒカルさんに心から感謝いたします。

 

主題歌は、ドラマの世界観にぴったりな、切ない物語にそっとやさしく寄り添ってくれる楽曲となっております。早く視聴者のみなさまにお聞かせしたいという気持ちでいっぱいです。1月8日のドラマ内で初解禁されますので、“世界の宇多田ヒカル”珠玉の一曲を楽しみにしていただければと思います。

 


宇多田ヒカル「何色でもない花」
https://m.youtube.com/watch?v=symoxV67btI

「こんなにストレートなラブソングを書いたのはいつ振りだろう。何かを信じることが怖い人に届いてほしいです」

歌詞:Hikaru Utada

 

君がくれたのは
何色でもない花

ああ そんなに遠くない未来
僕らはもうここにいないけど
ずっと


I'm in love with you
In it with you
In it with you
In love with you
In it with you
In it with you

 

朝日が昇るのは
誰かと約束したから

ああ 名高い学者によると
僕らは幻らしいけど
今日も


I'm in love with you
In it with you
In it with you
In love with you
In it with you
In it with you

 

だけど
自分を信じられなきゃ
何も信じらんない
存在しないに同義
確かめようのない事実しか
真実とは呼ばない

私たちの心の中身は誰にも奪えない
そんなに守らないでも平気

だけど
自分を信じられなきゃ
何も信じらんない

 


<感想>
特に冒頭パートがドラマのテーマに添った、宇多田ヒカルのラブソング。永野芽郁の演技も良かった。宇多田ヒカルの生き方はいつでも気になる。

 

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# by tsuruichi1024 | 2024-03-22 08:00 | メディア | Comments(0)

 

【 小津安二郎監督のオマージュ:『PERFECT DAYS』】

 


 昨日(2024/3/20)、ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の『PERFECT DAYS』を観た。

 

 以下は、NHKのWebサイト『「PERFECT DAYS」ヴェンダース監督語る “私と小津安二郎”』
からの一部抜粋。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240308/k10014383151000.html

 


「私の偉大な映画界の師、小津安二郎の祖国である日本の代表としてアカデミー賞に参加できることを大変光栄に思います。『PERFECT DAYS』は彼の魂に導かれた作品です。この作品がノミネートされたことは、私にとってこの上ない喜びです」
(アカデミー賞ノミネート時のコメントより)

 

実は、ヴェンダース監督が日本を舞台に映画を撮るのは、これが初めてではありません。かつて、小津安二郎監督の代表作「東京物語」で描かれた東京を追い求めて、1983年に来日して撮影したドキュメンタリー映画、「東京画」という作品を発表しています。

 

ヴェンダース監督はこの作品の中で、「小津の作品は20世紀の人間の真実を伝える」と語るなど、小津監督への敬愛の念や自身への影響を度々公言してきました。

 


主人公「平山」に込めた思い
「東京物語」に登場する家族の父親の名前は「平山周吉」。離れて暮らす子どもたちに疎まれ、妻にも先立たれ、それでもみずからの人生を静かに受け入れる初老の男性を、俳優の笠智衆さんが演じています。その「東京物語」の公開から70年。ヴェンダース監督は「PERFECT DAYS」で役所広司さんが演じる主人公のトイレの清掃員に、同じ「平山」と名付けました。


「主人公の名前が平山なのは、『東京物語』を意識しています。いろいろな意味で小津映画への敬意を込めています。平山はシンプルなものを愛し、自然や、ちょっとした出来事にこだわりを持っています。小津作品の登場人物には、他の誰かよりも優れている人などいません。すべての人を、尊厳と敬意のまなざしをもって尊重しています」

 


ご参考1)映画『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース監督インタビュー──「孤独」の強さと美しさを描く
https://www.gqjapan.jp/article/20231220-perfect-days-wim-wenders-interview

 

まさにポスト・パンデミックの物語であり、新たな始まりへの想いを込めた映画です。そして新しい生活のお手本になるのがこの映画の主人公だと思う。多少理想化された人物ではありますが、平山の世界の見方は素敵なものです。消費文化に追われることなく、大きな木の根元にある小さな芽や木漏れ日のような、他の人々が見逃してしまう些細なものに目を留めることができる。本を一気に何十冊も買うのではなく、今必要な1冊だけを買い、読み終わったら次の1冊を買う。自分が今必要としているものだけで満足できるのです。

 


ご参考2)役所広司、“演技”を語る 映画『PERFECT DAYS』インタビュー「100年経っても古くならない映画に出たい」
https://www.oricon.co.jp/news/2308942/full/

 

小津安二郎監督の映画を例に出し、「何が面白いんだろうと思っていた」と明かすも、「自分が年取ってきたり、家族ができたりなんかそういうことによってなんか全然やっぱり深みがある映画だってことに初めてこう気がつくし、もっと年取るともっと面白くなるかもしれない。

 


ご参考3)映画にならなかった平山の353日
https://www.perfectdays-movie.jp/

 


<感想>
小津安二郎のオマージュと言える、ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』。還暦を迎えた今だからこそ、平山の生活が心に沁み入った。

 

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# by tsuruichi1024 | 2024-03-21 08:00 | メディア | Comments(0)

 

【 日本の半導体復活への狼煙 】

 


 2024/3/18、 JSRが、「JICC-02株式会社による当社株式等に対する公開買付けに関する賛同の意見表明及び応募推奨に関するお知らせ」を発表した。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4185/tdnet/2411273/00.pdf

 

 以下は、2024/3/8の「日本がなぜ半導体? 経産省のキーパーソン、野原局長が疑問にとことん回答」からの一部抜粋。
https://journal.meti.go.jp/p/32586/

 


強力支援に3つの理由。半導体は国民生活を守り、GXに貢献する成長産業

 

――― 政府が半導体産業を強力に後押しているのは、どういう狙いからでしょうか。

 

野原 主に3つの理由があります。

 

1点目は、半導体の安定供給を確保することがきわめて重要だからです。コロナ禍では半導体不足が顕著になりました。産業のサプライチェーンは停滞し、製品の供給に悪影響が出たため、国民生活にご不便をおかけしました。国民生活や日本経済を守るには、半導体の安定供給を図らなければなりません。

 

2点目は、GX(グリーントランスフォーメーション)、あるいは、カーボンニュートラルの関係です。生成AIの登場などデジタル技術の発達に伴い、データの使用量が爆発的に拡大し、電力消費量が大きく伸びることが見込まれています。電力供給量の増加だけで対応することは困難な状況です。テクノロジーの力で、電力消費をサステナブルな水準に抑える必要があります。

・・・実現すれば、電力消費を約100分の1に抑えることができるのです。

 

3点目は、半導体が成長産業であるからです。少し前には、半導体市場は今後10年間で50兆円から100兆円へと2倍に拡大すると認識していましたが、AIの発展によって、150兆円近くなるという見方も出ています。これだけ成長する産業を自国の基幹産業として持つことには大きな意義があります。日本だけでなく、各国がそれを目指して競っているところです。

 


ニッポン半導体産業凋落の原因を5つに整理。「過去の政策の反省の上に立ち挑戦」

 

1つは、半導体摩擦ではアメリカから批判を受けたこともあって、産業政策を後退させたことです。これは、経済産業省の政策全般についても言えます。

 

2番目は、ビジネスサイドの問題として、ファウンドリーというビジネスモデルの転換に、総合電機メーカーを中心とする日本企業がついていけませんでした※。

※ファウンドリーとは半導体チップの設計を自前で行わず、他社が設計した半導体の製造の専門に特化するビジネスモデル。日本の総合電機メーカーは設計から生産までを一貫して手掛けていた。

 

3番目に、日の丸自前主義とも言われますが、政府が支援するのだから、対象を日本企業に集中すべきという考え方です。アライアンスを組んでいる日本企業の中に、国際的に競争力が乏しい企業が含まれていると、全体としては競争力がないということが見られました。最終的に勝ち残らなければ、財政資金が無駄になってしまいます。

 

4番目として、バブル経済の崩壊以降に民間投資が後退していく中、政府としての支援が十分ではありませんでした。他国は支援していましたので、結果として立ち遅れました。

 

最後の5番目は、ユーザーサイドの問題です。日本の半導体産業が世界一だった時代は、国内の家電メーカーが世界的に競争力をもち、その家電メーカーに半導体を売っていました。その後、パソコンやスマートフォンが半導体の大きなユーザーになったのですが、海外にいるこうした企業をお客さんとして獲得できませんでした。

 


<感想>
政府系ファンドの産業革新投資機構(JIC)によるJSRのTOB(株式公開買い付け)。本件も、過去のニッポン半導体産業凋落の反省に立つ、経産省による1980年代の復活を賭けた意地の戦いの一部のようにも見える。

 

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同Twitter https://mobile.twitter.com/tsuruichipooh
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# by tsuruichi1024 | 2024-03-20 08:00 | 国富 | Comments(0)